バレーのジャンプサーブを女子が打てるようになるコツや極意

バレーでジャンプサーブを女子が打つとすごく歓声が上がり、盛り上がりますよね。

ジャンプサーブを打つことは難易度が高いサーブではありますが、その攻撃的な破壊力は抜群なんです。

どうしたらジャンプサーブを上手に打てるようになるのでしょうか。

そこで、バレーのジャンプサーブを女子が打てるようになるコツや極意についてご紹介致します。

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ジャンプサーブは女子バレーでも破壊力抜群!

バレーではサーブの打ち方がいくつかありますが、中でもジャンプサーブは難しいサーブだと言えます。以前は男子バレーでよく見られていましたが、最近は女子バレーでもジャンプサーブを行う選手は増えています。

飛び上がりながら高い打点で打つサーブ

破壊力が高く非常に攻撃的なサーブです。スパイクを打つのと同じようなフォームと勢いで打つため「スパイクサーブ」と呼ばれることもあります。

前方高めに投げ上げたトスに向かって助走し、ジャンプとほぼ同時に身体を後方にしならせたバネを利用して体重を乗せたサーブを打ちます。

この時、より体重を乗せるようやや前方で打ち、インパクトの瞬間には肘が伸びているのが理想的です。

正確なレシーブもしづらくなるため、相手の攻撃のリズムを乱すという目的もあります。
ただ、トスや助走、ジャンプ、インパクトとタイミングを合わせるのが難しく、サーブミスに繋がる「両刃の剣」といえる部分もあります。

試合で効果的にジャンプサーブが使えるようにするためには、感覚やタイミングを完璧に身体で覚える必要があるのです。

女子バレーでジャンプサーブを打つにはトスと助走がポイント

ジャンプサーブはトスが決め手?

ジャンプサーブをするには、毎回正確なトスを上げられるようになる必要があります。打ちやすい高さに確実に上げられるよう繰り返し練習しましょう。

手首のスナップでボールに前方向の回転をつけてトスを上げると、サーブを打った時によりドライブがかかります。片手でも両手でも、自分の上げやすいフォームでトスを投げましょう。

「何本上げても、常に同じ位置にトスが上げられる」と思えるよう練習を積み重ねてください。

サーブ、助走の距離

助走をスタートする場所がエンドラインからどの程度の距離かを歩幅で測っておき、毎回同じ距離からジャンプサーブを打てるようにしましょう。

助走の歩数は自分に合っていればいいので、より高い打点で正確にサーブを打てる距離と位置を把握します。

女子バレーでジャンプサーブを構成するのはタイミングとフォーム

スパイク同様、ジャンプサーブで重要な要素となるのがタイミング。高いトスの方が滞空時間が長いのでタイミングが合わせやすいかもしれませんが、個人差や好みの問題なので自分に一番合ったタイミングを探してください。

サーブのベストタイミングは体で覚える

何度もトスアップして「ここだ」と思えるポイントを見つけるまで繰り返し練習してみましょう。トスとのタイミングが合わないことには、より高い精度が必要になるジャンプサーブは成功できません。

サーブを打つフォーム

スパイクサーブとも言われるジャンプサーブ。フォームの注意点は、スパイクのフォームと共通しています。やはりフォームが乱れると、力を正確にボールに伝えることができず精度も威力も半減してしまいます。

ジャンプサーブのフォームでありがちなフォームの失敗例としては「左手が下がる」ということでしょう。右手でサーブを打つとき、左手は空中姿勢をキープするために下がってしまわないよう意識することが大切です。

ジャンプサーブが上達する極意は脱力すること

ジャンプサーブの場面を外から見ていると、ものすごい勢いでボールを打ち出しています。
「相当な力がかかっているのだろう」と見て取れますが、間違えてはいけないのは「スイングは脱力すること」が最重要スキルなのです。

力強いサーブを打つのに「力を抜け」というのは、どういう意味でしょうか。

サーブでボールを打つインパクトの直前、背中を後方にしならせたバネの反動を使って腕をボールに叩きつけます。

この時、腕に無駄な力が入っていると全身のバネから生み出されたパワーを上手くボールに伝えることができません。

脱力する(力を抜く)ことで、腕のスイングスピードが上がり、より強いサーブを打ち出すことができます。また、ムチのように腕がしなりボールに巻き付くことで、よりドライブ回転がかかるのです。

毎日の練習でも自分の腕がしなやかなムチであるとイメージしてジャンプサーブを練習しましょう。

ジャンプサーブは毎日の練習の積み重ねが大切

ジャンプサーブは、トスの投げ上げや助走など要素が多いのでいきなり完成形をイメージして練習を始めても上手くいかないでしょう。

「ボールの高さと打点を合わせる」、「ドライブをかける」など一つ一つの要素に慣れていくことを毎日積み重ねていきましょう。

前述したように無駄な力が入っていると逆に威力のあるサーブは打てません。ただ、必要な筋力があることが前提でもあります。

強力なジャンプサーブをマスターすれば、非常に有効な攻撃力になりますが、いくら威力があっても正確に相手コートに入らなければ相手チームに得点をプレゼントするだけの無意味なものになってしまいます。

完全に身につくまでは、焦らずにコツコツと一つ一つの動作を身体に叩き込み、その上で感覚を研ぎ澄まして行く必要があります。

最近の試合では女子バレーでも勝つために、より攻撃的なジャンプサーブを使うようになりました。

威力が持ち味の協力なジャンプサーブが、より正確に入るようになれば大きな得点力に結びつきます。

ジャンプサーブは高等テクニック。じっくり腰を据えて身につけよう

スポーツの世界は、日々進化しています。

以前、ジャンプサーブは男子選手の独壇場でした。しかし、体格的にも男子選手に見劣りしない海外の女子選手が次々とジャンプサーブを取り入れ、今では女子バレーでもジャンプサーブは珍しくないものになっています。

もちろん、ジャンプサーブ意外でも効果的に攻撃を崩すサーブもあります。しかし、強力なサーブを打ち込むことで相手の守備を崩すのが近年のバレーボールの戦い方の一つです。

高度な技術が必要なジャンプサーブですが、コツコツを練習を続けて身体が動きを覚えれば、試合で効果的に使えることは間違いないでしょう。

ただ、絶対に焦らずに一つ一つの動作を大切に身体に叩き込むことが大切です。

ジャンプサーブは「強力な破壊力」と「精度」が合わさった時に大きな得点力になります。焦って半端に身に付けただけでは実践で使えるものにはならないでしょう。