学校の勉強は国語、算数(数学)、理科、社会、それに英語に家庭科、保健体育などなど、さまざまな教科がありますよね。
それぞれに学ぶ目的があるのはわかりますが、体育の授業の目的ってなんなのでしょうか?
「ダラダラしててやらない人もいるのに意味あるの?」などと考える人もいるかも知れません。
しかし、学校の授業で体育が行われているのには大きな意味があるのです。
真面目で団体行動を得意とする日本人の性格は体育のおかげかも知れません。
そんな体育が授業で行われる目的についてご紹介します。
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体育の授業が行われる目的、それは基礎体力のため
勉強が苦手で体を動かす事の方が好きな人にとっては、体育はお待ちかねの授業ですよね。
その一方で、体を動かすことよりも勉強の方が好きという人もいます。その人たちにとっては体育は嫌な科目でもあります。
体育の授業の大切さをあまり感じられないから乗り気になれないけれど、体育の授業の明確な目的などを理解することができたら、体育に対しての思いにも少し変化があるのではないでしょうか。
体育も他の教科と同じく目的がいくつかあるのです。
なければきっと授業の科目からもとっくに消えています。
ですが、昔から当たり前とされている科目なのでいまいち体育の重要さを理解できていない人も多いので、改めて体育の重要性を頭に入れておきましょう。
体育の授業の目的→基礎体力のため
体育の授業は健康に、そして安全に生きていくために必要な最低限の基礎体力や知識を養うためにあります。
体育で習う知識を元に運動は健康に生きていくために必要であること、そして生きていく上で運動を積極的に取り組むきっかけ作りをするのためでもあります。
体育の授業が行われる目的、それは団体行動を学ぶため
学校という組織も団体で行動する場ですが、体育は学校よりも少し規模を小さくなるので団体行動という意識が高まります。
体育の授業の目的→団体行動を学ぶため
団体行動で養える力といえば協調性です。
クラス30名ほどで動くためには協調性がなければ成り立ちません。
協調性は社会にでて会社勤めをするようになれば必ず必要なチカラです。クラスは会社の規模にもよりますが、会社、同じ課など狭い規模と同じです。
協力し合わなければ、その会社や課に馴染むことさえもできないでしょう。
世の中は自分にとって良い人ばかりではないのです。楽しいことばかりではないのです。
時には人に合わせること、自分の意見を伝えること、我慢することもしなければなりません。
このような学びは体育の団体行動で養うことができるのです。
体育の授業が行われる目的、それは考えるチカラを養うため
どの科目にも考えるチカラを養うための目的はありますが、体育の場合は座学はないので違った方面から考えるチカラを養うことができます。
体育の授業の目的→考えるチカラを養うため
例えば…
- 体育の授業でやるスポーツなら、相手の動き観察しながらどのような動きをすれば上手くできるのか
- どのような動きをすれば怪我をしないのか
- 体を動かすことで体に与える効果
- 集団行動をすることに伴い、自分のすべき行動
- クラスメイトの動きを見て、なぜそう動いているのか
- ルールの覚えたり、自分達なりのルールを作成したりすること
これらは、全て考えないとできない行動です。
ただ体を動かすために体育の授業でスポーツを取り入れているのではなく、影ではこうした目的が隠されているのです。
体育の授業が嫌でもそれは一時的なもの
体育の授業が嫌な人にとっては体育ある日は憂鬱かもしれません。
しかし、長い目で考えてみましょう。
今現時点のことしか考えていないと、体育の授業は長く苦痛です。ですが、高校を卒業してからの人生の方が学生生活よりも遥かに長いです。
この先の長い人生の事を考えると、学生の体育の授業は貴重な時間でもあると考えられることができます。
団体行動や、ルールにのっとり決まったことをしなければいけけないのは今のうちだけなのです。
大人になると嫌でも、自分で考え決断し責任持った行動をしなければならない反面、自分のペースで物事を進めていくことも可能です。
そうした前提には体育の授業で習う基礎体力や考えるチカラ、協調性、そして団体行動で学んだことが根底にあることです。
これが身についてこそ、大人になったときにそのチカラを発揮することができます。
今現時点では体育の授業の目的などが理解できないかもしれません。
私達は経験してるからこそ、その重要性をわかっていますが、成長過程にあるあなたにとっては理解しがたいこともあるでしょう。
しかし、体育の授業はこのように将来のために役立てられる目的があることを頭の隅にでも入れておくと、いつかためになることがあります。
体育の授業が嫌でも、目的を明確に理解することで少し体育の見方に変化があることを願います。
体育の授業が嫌なのは「やらされている」と思うからかも
体育の授業が嫌な人は、「やらされている」と思ってはいませんか。
勉強や習い事、手伝いなど、何事もやらされてると思うと楽しくありませんよね。
物事の目的があっても、やらされていることで理解できないし、反抗さえもしたくなるでしょう。
「勉強しなさい」これは誰もが聞き慣れたフレーズです。でも子供は言われれば言われるだけしたくありません。「~しなさい」と言われることで「やらされている」ことになるからです。
ですが、やってて楽しいと感じるものは自らします。ゲーム、遊ぶ、夢中な習い事など。
子供が自らするものに対して親も「~しなさい」とは言いませんよね。
人間には子供も大人も同じく、このような心理があります。なので、言動に注意しなければ親の言うことも子供の耳にも入らないのです
高校生ともなれば、親に「ああしろ、こうしろ」と言われることは少なくなります。
自分で物事を考えるチカラが身についてくる時期なので、考え方を注意してみましょう。
物事を一方方向からではなく多方面から考えることであなたのやる気も変わってきます。
楽しくない、やらされている、こればかりでは何も身につきません。
基本的に学校の授業は目的があることばかりです
今現時点での物事の捉え方ではなく、長い目で、そして多方面から考えることでプラスに捉えられることができます。
体育の授業に関しては、「やりたい」と思えるような考え方を意識してみてくださいね。