「習字教室を自宅で始めたい」という主婦の方もいるのではないでしょうか。
書道教室を開くには何が必要なのか、本当に自宅で開業しても問題ないのかなど、不安なことは色々あると思いますが、教える立場になる以上心得たいことはいくつかあります。また、教室を開いても生徒が集まらないとなると問題です。どれだけ生徒を集められるかも重要なポイントになります。
どの層に絞って書道教室を開くか、月謝をいくらにするかも必要なので、よく考えてから開業に踏み切るといいでしょう。
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習字教室を開くには資格は必要?資格や免許よりも大切なこと
女性は結婚や出産という節目に、働き方を考える機会があるかと思います。子供がいるとより働き方を考える主婦の方も多いのではないでしょうか。
自宅で習字教室を始められたらと考えてはみても、具体的にどうしたらいいのかわからないことが多いですよね。
自宅で習字教室を開くために必要なあれこれを紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
原則的に資格や免許がなくても習字教室を開くことは出来ます
とは言っても生徒の習字の技術を向上させる必要があるので、教えられるだけの技術や知識は不可欠です。
技術や知識に自信があっても、教室を維持し続けられなければ意味がありません。
教室を維持するためには生徒が集まってくれることが大切です。
習字教室は同じ地区でも一箇所とは限りませんし、ただ教室を開いただけでは生徒は集まりません。
習字の流派に所属をして、師範を取得した後に教室を開くという流れが多く、生徒も信頼感から集まりやすくなります。
習字教室を開くには準備資金も必要
生徒から月謝を頂き指導するための教室を開くとなると、準備資金も必要になります。
趣味で習字をするのとは違うので、やはり準備するものもいろいろあります。
習字教室で必要なものは、もちろん習字用具一式です。
流派に所属しているのなら、推奨している用具があると思いますが、自分で用具を決めるとなると一つ一つ選択しなければなりません。
習字に欠かせない筆一つにしても、千円程度で購入出来るものから十万円もする筆まであります。
他にも墨と半紙の相性もあるので、どの組み合わせが書きやすいのかという部分も考える必要があります。
このような用具資金と、あとは教室の場所の資金が必要になります。
どこか会場を借りる場合は賃貸料がかかりますが、自宅で教室を開く場合には賃貸料は発生しません。
ただ習字の墨は一度付いてしまうとなかなか落ちないので、自宅の壁や床が汚れないように保護することは絶対です。
習字教室を自宅で開くには?自宅開業をする前に知っておきたいこと
最初は場所を借りて教室を開き、途中から自宅で習字教室を開くという方もいます。
自宅の場合は賃貸料がかからない分、他のことに資金を使うことが出来るというメリットもありますが、やはりメリットばかりではありません。
一度教室を開くと、簡単にやめることは出来なくなるので、教室を開く前にデメリット部分も含めて知っておきましょう。
自宅教室のメリット
何度も言いましたが、やはり賃貸料が必要ないことです。
子供に習わせている習字教室も、賃貸料の高騰で月謝が値上がりしたことがあります。
月謝の値上がりをキッカケにやめた生徒もいましたし、先生にも負担がかかることがあります。
また教室の予定を合わせやすいこともメリットでしょう。
場所を借りての教室では、会場のスケジュールとの兼ね合いも必要になってきますが、自宅教室の場合はそんなことはありません。
先生と生徒の予定を好きなように合わせることが出来ます。
自宅教室のデメリット
一番考えられることは汚れです。
習字の墨は服に付くと洗濯しても落ちないので、うっかり白い服を着せてしまうと袖に黒いポツポツを付けて帰ってきます。
教室となると何人もの生徒が習字を書くので、そこらじゅうが汚れる可能性が高いです。
小さな子供が多いほど、汚れることは免れません。
教室内の子供たちの声が外に漏れたり、たくさんの自転車駐車問題、迎えの車の路上駐車問題にも気を付けなければなりません。
頻繁に起こると近隣とのトラブルにもなりかねないので、周囲の迷惑にならないためのルールも考えるべきでしょう。
自宅で習字教室を開くなら認知活動は必要!生徒をどれだけ集められるかがポイント
習字教室の準備が整ってきたら、生徒集めの活動を行いましょう。
認知活動をしなければ、習字教室が開かれたということ自体知られないままになってしまいます。
一番目にする認知活動は教室の募集にチラシを使ったもの
各家庭にポスティングしたり、学校で配布されることもあります。
私も子供に習字を習わせることを検討していたタイミングで家にチラシが入っていたので、すぐに入会させることを決めました。
近所で教室があったにも関わらず、チラシが来るまで習字教室のことを知らなかったので、認知活動は絶対に大切なことです。
気になっている方は自分で検索もすると思うので、ホームページに生徒募集ということを掲載しておくこともおすすめです。
ある程度生徒が集まれば、今度は口コミや紹介でも広まっていくので最初の生徒集めが肝心です。
教室を維持するために必要な生徒は、習字教室の場合30人前後
会場教室と自宅教室でも違うので、あくまでも目安と考えて下さい。
教室維持に必要な生徒が集まるまで、だいたい3年くらいの期間は必要です。
最初は少人数からスタートして、少しずつ人数を増やしていくことなので、最初から集まらなくても落ち込まないで下さいね。
習字教室を開く時の月謝など、具体的な方針を決めてから開業するのがベスト
忘れてはならないのが、教室の方針をきちんと決めることです。
生徒集めを始める前に決定しておきましょう。
先生にとっても生徒にとっても、月謝は非常に重要なポイントになってきます。
月謝は先生が決められるのですが、相場からあまりかけ離れていると生徒は集まりにくくなります。
入賞経験や会場の清潔さなどプラス要素があれば、相場の月謝に上乗せすることもあります。
付加価値を上乗せした月謝であっても、そこに魅力を感じる生徒がいれば集まります。
毎月月謝はかかるものなので、安い方が確かにありがたいことですが、あんまり安くても本当に大丈夫なのかという不安感につながることもあります。
安く月謝を設定するということばかり意識することはありません。