農業は儲かる。どんな果物が儲かるのかや農家の売上や海外事情

農業といえば休みがない、朝が早い、仕事が大変といったイメージがあるのではないでしょうか。
そんな農家に対して、近年では果物農家が儲かるとの噂も耳にしますね。
そこでどんな果物が儲かるのかを調べてみました。

農家の後を継ぐ人が減っている中、これから農家を始めたいと考えているもいるでしょう。果物を作るのか野菜を作るのかどちらがいいのでしょう。その結果とは。

また農家の売上の仕組みや海外への輸出事情についても紹介します。

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果物を作る農業は儲かるのか。稼げる果物とは

  • 桃
    日本人が大好きな果物の上位にくる桃。老若男女問わず人気があるフルーツの1つです。ただりんごに次いで初期投資がかかるのが難点ではありますが、世間に出回っていない品種もあることから、伸びしろは大きい果物ではあるかもしれません。
  • さくらんぼ
    収穫時期も早く重量も少ないため扱いやすい。なのに単価も高いさくらんぼは稼げる果物の1つです。輸入物との差別化も成功した今、高級イメージも強いさくらんぼは稼げる果物のもっとも上位にくるのではないでしょうか。
  • 柿
    意外にもコストパフォーマンスに優れた果物で、収穫時期が天候に左右されない11月というのも大きく影響しているようです。
    需要が高い高齢者層をもっと取り込むことができれば儲けもかなり期待できます。
  • 梨
    1個あたりの単価も良く、棚を作る初期投資や袋かけといった作業を考慮しても、それほど作業時間をかけることなく収穫できるのは大きなメリットです。

農業は儲かる?果物がいいか野菜がいいか

農家が抱える一番の問題。それが後継者不足です。
高齢化が進み、果樹園を守る人たちがどんどん減ってきているのです。
空き地となってしまう果樹園も出てくるわけですが、もしこれから農業を始めるならば、前年までしっかり管理された果樹園をそのまま引き継ぐことで、自己負担も少なく農業を始めることができます。

果樹園の強みは果物の味で差別化を図れること

また、ドライフルーツやジュースといった加工をして自ら販売することもできます。

技術の差が最も出やすいのがメロン。
ゼロから始めるのは非常に困難な果物ですし、儲からない時は必ず赤字になってしまうなど、ハイリスク・ハイリターンな農業です。就農初心者で儲けを考えるなら、メロンは避けた方がいいでしょう。

加工や販売しやすいのは一般野菜よりも断然果物。
自分で付加価値を付けやすいですし、販売も有利に行うことができるでしょう。
そうではなく、地道に農業をやりたいのであれば、果物よりも野菜を選ぶべきだといえます。

日本産の果物が海外で大人気!輸出をすることで農業は儲かる

アジアの富裕層にとって日本産の果物は大変人気があります。
果物の輸出が好調なため、国内市場で不足してしまうといった思わぬ事態を招いているほどです。
アジアの経済成長にともない高所得者が増え、日本産の高級果物が全て吸い上げられる形になっているわけです。
これでは高齢化した農家だけでは供給が追いつかないのも当然であり、果物の輸出拡大が今岐路に立たされているのもうなずけます。

例えば収穫最盛期を迎えたイチゴ。
日本産のイチゴは東南アジアでの需要が高く、輸送費を考えてもかなりの利益があるといいます。
年々需要は高まり有望な市場である一方で、やはり懸念されるのが農家の高齢化問題。
需要が高まっても生産量が追いつかないというわけです。

安心安全で高級感が定着している日本産。
特に、香港やシンガポールといったアジアの富裕層が、イチゴの高値を支えているのは事実です。
農家もそれに目をつけて、産地から直接海外にイチゴが輸出されるため、国内市場に高級イチゴがあまり入荷されないようにもなったくらいなのです。

農業は儲かるのか、その売上の仕組とは

農家の売上はどう算出されるのか。
まず農家の売上高は、「収穫量×平均単価」で算出することができます。
平均単価は出荷形態によって異なりますが、自分の努力や投資で収穫量を上げることは可能です。

出荷には、系統出荷と系統外出荷があります。
系統出荷を簡単にいえば、農協に出荷すること。農協にまかせてしまうため、平均単価を農家でコントロールすることはできなくなります。
市場を経由して出荷され、その市場内で行われる「セリ」によって単価が決まります。
収穫量をいかに伸ばすかがカギとなるため、出荷系統の場合は収穫量が経営指標の中心となります。

対して系統外出荷は、農協に出荷せずに販売することです。
系統出荷とは違って平均単価を農家自らコントロールすることができます。
販路開拓はもちろん、営業も自らしなくてはいけませんが、商品力によっては単価を上げることができるメリットがあります。
また販売に掛かるコストも努力次第で節約することができます。

農業にはまだまだ工夫の余地があります

農業は工夫や仕事の効率を考えながらも、単調な仕事をコツコツと行うしかありません。飽きやすい性格の人にはもしかしたら合わない仕事なのかもしれません。

それでも農業を営んでいる人は単調な仕事をこなしていく必要があるため、日々どうすれば楽に仕事ができるのか、無駄な作業はないかと考えながら仕事をしているわけです。

果樹栽培では、枝を管理するために一つ一つ紐で浮かせて縛っていく工程もありますが、これがかなり重労働で面倒な作業です。
この作業はやってもやらなくてもいいが、やっておいた方がいい作業になるので、農家によってはやらない人も当然いるわけです。

りんごの色が均等になるように葉を取ったり、見た目が良い果物を栽培するためにシートをひくなど、味だけでなく見た目も重視するのが日本の農業でもあります。

農業では作業工程の中で絶対にやらなくてはいけない部分もありますが、その一方で「やれるならやっておいたほうが良い」「やってもやらなくてもいい作業」もたくさんあるのは事実です。