袱紗には慶弔両用の色があります!袱紗を使用する際の注意点

お祝い事や、お悔やみ事で使用する袱紗。社会人のマナーとして用意をしておくのが良いでしょう。

しかし使用する頻度が少ないことから、慶弔両用を用意している方も多いようです。そこで慶弔両用で使用する際に注意が必要な色や柄について紹介をいたします。

色だけではなく、包み方などにも決まり事がありますので、持参をする前にしっかりと確認をしてくださいね。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

パイロットの訓練は厳しい!その厳しさは機長になっても続く

制服姿がカッコいい、男性だけでなく女性も憧れる職業の一つパイロットですが、その訓練はやはり厳しいもの...

スライスの打ち方とは?テニスのスライスを打つコツ

テニスのスライスを打つときにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?スライスを打つ時に意識す...

サッカーのパスにはどのような種類がある?パスの特徴の話

サッカーのパスにはどのような種類があるのでしょうか?繋がるパスを出すためには、その場面に合わせたもの...

パワハラされてツライ…。仕返しをしてから退職したい人は

働くことは生きていく上で必要なことではありますが、パワハラを受けることは必要なことではありません。...

色の種類を漢字で書く時はどんな文字で表すの

色の種類は赤、青、黄色など、シンプルに表現するのなら、数十種類程でしょう。しかし、さらに細かく漢...

ホテルのベッドの使い方と良く眠れるおすすめな使い方

ホテルに宿泊した時に、キレイに整えられたベッドはとても気持ちが良いですね。ですが寝ようと思っ...

卓球の練習メニューでフットワークに効くものを紹介します

卓球の練習メニューで外せないものと言えばフットワーク練習ですよね。どんな練習をしたらフットワーク...

化粧をしない女性は社会人としてマナー違反?化粧に対する考え方

「化粧をしない女性は社会人としてマナー違反だ」という議論が世の中を騒がせていますが、女性が化粧をしな...

水泳の大会の時の食事のとり方。前日や朝食、合間の栄養補給

水泳の大会の日はベストな体調で臨みたいものです。日頃の練習の結果を出す為にも食事には気を使いましょう...

年賀状のコメントなしは失礼になるのかどうか【年賀状のマナー】

毎年の年賀状はいつも年末ギリギリになって準備を始めるという方も多いと思います。そこで気になるのが...

コンビニのイートインで勉強してもいい?時間制限はあるの

コンビニのイートインは勉強するのに向いている?確かになんでもそろっているコンビニで勉強できるなら、と...

娘に嫉妬する母親。母親は娘に何を投影するのか。その心理とは

娘に対して嫉妬する母親。母親は、大地のような広い心で何ごとにも許しを。母親は、泉よりも深...

柔軟剤の臭いに苦情!キツすぎる臭いはスメルハラスメントに!

洗濯物をいい香りに、ふんわりとした仕上がりにしてくれる柔軟剤。自分の好きな香りのものを見つけて常用し...

銭湯でタオルで前を隠す人の割合は?公共浴場に入る時のマナー

銭湯や温泉などの公共浴場に入浴する時、タオルを使って前を隠す人もいます。何も隠さずにそのままの状態で...

喪中期間は結婚式の招待を断る?不幸があったときの結婚式マナー

自分の喪中期間に結婚式に招待された場合、結婚式に出席しても良いのか、マナーについて気になるものです。...

スポンサーリンク

慶弔両用で使える袱紗の色

結婚式のお祝いやお葬式の香典を持っていく時に使うのが袱紗です。結婚祝いや香典を裸のまま持っていったりバッグから取り出すのはちょっとみっともないものです。社会人になったらご祝儀や不祝儀といった金封を用意する機会も多くなるので、合わせて袱紗も用意しておくと安心です。
金封を持ち運ぶために使う袱紗ですが、これにもマナーがあるのをご存知ですか?

結婚式のような慶事の場合と、お葬式のような弔事に同じ袱紗を使うことはできません。

袱紗には慶事用と弔事用がある

慶事用の袱紗はピンクや赤といった暖色系の色を使っています。お祝いに相応しい明るい色です。
一方の弔事用の袱紗は悲しみの場に相応しい寒色系の色で、青や緑のものが多いです。

お葬式会場に慶事用の明るい袱紗では不釣り合いですよね。マナー違反になりますので気をつけてください。

結婚式用とお葬式用とで袱紗を2つも用意するのは大変になってきます。どちらもそう頻繁にあるものではありません。

慶弔どちらにも使うことのできる袱紗がありますので、初めて袱紗を用意するのなら、慶弔両用の袱紗を選ぶと良いでしょう。
慶弔両用の袱紗は、どちらの場合でも差し支えのない紫色です。紺やグレーでも両用できるものもあります。わかりにくい場合はお店の人に確認してから購入するようにしましょう。

慶弔両用の袱紗、色選びの注意点

袱紗には慶事用と弔事用の2種類がありますが、主に色によって分けられています。慶事用の袱紗は赤やピンクといった明るい色、弔事用の袱紗は青やグレーといった暗い色になります。お葬式の香典を包むのに赤のようなめでたい色の袱紗では相応しくないですよね。

お祝いごとは暖色系、不幸には寒色系の袱紗とおぼえておくと良いでしょう。

袱紗を1つも持っていない人は慶事用と弔事用とでふくさを2つも用意するのは大変だと思います。その場合は紫色を袱紗がおすすめです。紫色の袱紗は慶事にも弔事にも使うことができます。また性別に関係なく使える色なので、男性でも女性でも抵抗なく使えるでしょう。

慶弔両用の袱紗を購入する時は、濃い紫色を選ぶ

紫色でも薄紫は慶事用になります。結婚式のようなお祝いごとに使うことはできますが、お葬式には使うことはできません。

紫の袱紗を選ぶときは色味にも気をつけておきましょう。

慶弔両用の袱紗は色以外にも注意が必要

袱紗は主に色で慶事用、弔事用と使い分けますが、他にも気をつけたいところがあります。無地の袱紗なら色を気にかけるだけで大丈夫ですが、袱紗によっては模様が入っているものもあります。この模様にも慶事用、弔事用があります。

お祝いごとに使う慶事用の袱紗には、鶴や亀、鳳凰といった動物の模様が刺繍されているものもあります。縁起物とされている松の刺繍も慶事用になります。特に高級な袱紗に多いようです。これらの刺繍がある場合は、地味な色の袱紗であっても慶事用になります。お葬式では使わないように注意してください。

お葬式や法事で使う弔事用の袱紗に模様がある場合は、蓮や菊といった仏花が刺繍されています。お葬式のイメージが強くなりますので、間違えても結婚式で使うことがないようにしてくださいね。

知っておきたい袱紗の種類

袱紗には1枚の布に包んで使うものと、ポケットにはさんで使うタイプの2種類があります。はさむタイプの方が手軽になりますが、自分の使いやすい方を選ぶと良いでしょう。

包むタイプの袱紗は1枚の布、金封を包んで使う

包むとなると面倒に感じるかもしれませんが、金封のサイズに合わせて包みやすい大きさになっています。金封を布の上に乗せたら、布を金封に折りたたんでいくだけです。留め具がついているタイプもあります。留め具があると持ち運んでいる間も崩れることなくて便利です。

はさんで使う袱紗は、本のように片側に向けて開いたら、中のポケットに金封を差し入れて使います。金封袱紗とも呼びます。包むタイプと違って非常に手軽で、持ち運んでいる間も崩れる心配はありません。取り出すときも簡単ですし、取り出した後にふくさをたたむ必要もありません。

正式な袱紗となると包むタイプの袱紗になりますが、慶弔両用には「はさむタイプ」の袱紗が一般的になります。

袱紗は慶弔両用でも包み方には違いがあります

袱紗はまた、慶事と弔事では包み方が違ってきます。

慶事の袱紗

  1. 包むタイプの袱紗の場合は、留め具の爪がある方を右側にして袱紗を広げます。
  2. 中央に金封を置いたら、1番最初に左の端を中央に向けて折り、次に上を中央に向けて折ります。
  3. 下の部分を折ったら、最後に右側の爪のある部分を折って金封を包み、爪を留めてください。

挟むタイプの袱紗の場合は、右開きになるように使います。

弔事の袱紗

  1. 包むタイプの袱紗は、慶事のときとは反対にして、爪が左にくるようにして袱紗を広げてください。
  2. 金封を置いたら、最初に右側を中央に向けて折り、次に下を中央に向けて折りったら上を折ってください。
  3. 最後に左を中央に向けて折ったら、爪を留めます。

挟むタイプの場合も慶事と逆に使い、左開きになるように使います。

袱紗は色や模様によって慶事用、弔事用と分けられています。これから袱紗を用意するのなら慶弔両用できる紫色の袱紗で、模様が入っていない無地が良いでしょう。袱紗の使い方も慶弔で違いがありますので気をつけてくださいね。