ホテルに宿泊した時に、キレイに整えられたベッドはとても気持ちが良いですね。
ですが寝ようと思った時にどこに入ったらいいのかわからない、シーツがきつくて布団に入りづらいなどホテルのベッドの使い方で迷ったことはありませんか?
シーツがピッチリとベッドマットの下に入れ込まれていますが、皆さんはどのようにお使いですか?
また何の為に下に挟んでいるのでしょう。
シーツは全部引っ張り出してから寝るという方、キレイなベッドメイクを崩さずにそのまま寝るという方両方あると思いますが、どちらが正しいのでしょう。
どちらでも好きな方で寝るのが正解ですが、おすすめな寝方がありますので参考にしてみてください。
ホテルのベッドの使い方を紹介します。
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よくわからないホテルのベッドの使い方。シーツを挟むワケ
ホテルのベッドメイキングは、一般的に自宅のベッドメイキングとは違っています。
ホテルのベッドメイクは、上にかかっているシーツや布団をマットレスにしっかり挟んであるので、潜り込んでも簡単には乱れず、そのままの状態だと寝袋かのように窮屈に感じてしまいます。
ほとんどのホテルで同じようにベッドメイキングしていますが、こんな風にベッドメイキングしている家庭はあまりないでしょう。
ホテルで上にかかっている寝具をマットレスに挟むのには理由があります。しっかりマットレスに挟み込むことで、寝具がピンと張ってシワが寄りにくくなります。クリーニングされて綺麗なシーツやカバーであっても、シワになっていれば清潔感に欠けますし、ちゃんとベッドメイキングしたのか疑問に思ってしまう人もいるでしょう。
そのため、ホテルのベッドは上にかかっているシーツや布団もマットレスに挟み込んでシワが寄らないようにしています。
なんだか寝にくいベッドメイキングで、窮屈で嫌だと思っている人もいるかもしれませんが、お客様に気持ちよくお部屋を使っていただくための工夫だったのです。
ホテルのベッドのシーツの使い方はどちらでもOK
ホテルではベッドのシーツや布団の使い方に迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
しっかりとマットレスに挟み込まれた布団をぐちゃぐちゃにするのはなんだか申し訳ない気がしてしまう人もいるでしょう。ホテルに泊まりなれていない人なら、あまりにもきっちり挟み込んであるので、そのまま潜り込んで寝るのがホテルスタイルなのでは?と思っている人もいるかもしれません。
しかし、寝方は自由です。あまり崩さないように潜り込んで寝ても良いですし、挟み込んである布団を引っ張り出して寝ても構いません。
最初にご説明した通り、ホテルのベッドの上にかかっているシーツや布団をマットレスにしっかり挟んでいるのは、清潔感を出すためという理由なので、好きなようにしましょう。使用した寝具は交換してベッドメイキングし直すので、崩さないように気を使う必要はないのです。
また、ホテルのベッドにはマットレスに敷いてあるシーツの他に、掛布団の間にシーツのような薄い布が掛かっています。ベッドメイクの感じを見れば、この掛かっているシーツは上に掛ける物だろうと推測は出来ますが、日本では自宅で使用している人は少ないと思いますので、どう使うのか迷ってしまう人もいると思います。
この間にあるシーツのような布は、アッパーシーツという名前で、掛布団が汚れないようにするカバーの役割や上の掛布団がずり落ちないようにする役割があるものです。
マットレスに敷かれているシーツとアッパーシーツの間に入って寝るのが正しい使い方です。
ホテルのベッドシーツの使い方は、引っ張り出して寝るのがおすすめ
ホテルのベッドにきっちり挟み込まれたアッパーシーツは、そのままだと寝づらいと感じる人が多いと思います。ベッドのマットレスとアッパーシーツの間に隙間が無いように挟み込んであるので、体を潜り込ませても寝返りしにくいくらい窮屈に感じてしまいます。
ホテルのベッドシーツの使い方。アッパーシーツや掛布団をマットレスから引っ張りだすと、窮屈感から解放されます。
窮屈なままだと寝づらくて安眠妨害にもなってしまいかねません。あのフィット感が好きという人以外は、引っ張り出して寝るのがおすすめです。
そもそも、ホテルのベッドメイクの仕方は土足文化のある海外から入ってきたものです。土足で歩き回る床に布団がずれて落ちてしまったら衛生的ではないので、寝る前に布団がずれてしまわないように、マットレスに挟み込んだとされています。
もしも寝相が悪くて布団がいつもずり落ちてしまう人は、足元だけ挟み込んだままにしておいても良いかもしれません。
ホテルのベッドの謎。枕や細長い布の意味
ホテルのベッドには、自宅のベッドでは見かけない物もありますので、シーツ以外にもこれは何?どうやって使うの?と疑問に思った事もあるでしょう。
自宅ではなかなか見ない物の一つに、足元の細長い布があります。格安のビジネスホテルなど使用していないホテルもありますが、一定ランク以上のホテルではよく見かける足元の細長い布。
これって、足元が冷えないようにここだけに布を掛けてあるの?おしゃれのため?なんて思った事はありませんか?あの布は、ベッドスローやベッドライナーという名前で、防寒やおしゃれのための物ではなく、靴で布団が汚れないようにするカバーです。
土足文化の欧米では、ちょっとベッドでゴロゴロしたいなと思った時にいちいち靴を脱がなければいけなくなります。しかし、ベッドスローがあれば、靴を履いたままベッドに上がっても大丈夫になるのです。
とはいえ、土足文化に慣れていないと、ベッドスローがあっても土足でベッドの上に上がるのには抵抗を感じてしまいますよね。
また、枕も一定ランク以上のホテルだと一人分の枕が、2~3個置いてあることがあります。多い所では1人分で4~5個もある場合も。沢山ある枕の使い方に迷ってしまう人もいると思います。
枕が沢山置いてある理由は、枕には人それぞれ好みがあるので、タイプの違う枕を2個置いておき、好きな方を選んで使って欲しいというホスピタリティからです。
沢山ある枕を触って比べてみると、堅さが違ったり、大きさや高さが違うのが分かると思います。それほど差が無い場合もありますが、一番好みの枕を選んで使いましょう。
また、複数ある枕の中には、頭を乗せるための枕として用をなさない長方形の固いクッションのようなものなどもありますが、ベッドや壁などに背を持たれるときの背当てや腰当に使うのがおすすめです。
ちなみに、使わない枕を枕元に置いたままだと邪魔だと思うので、寝るときは邪魔にならない場所に移動させるといいでしょう。
ホテルの使い方の基本のマナーを確認
ホテルのベッドのシーツや枕の使い方はご理解いただけましたか?最後に、ホテルの使い方の基本マナーを確認しましょう。
あなたは、ホテルをチェックアウトする朝、ベッドメイクや部屋の中の状態をどこまで片付けるべきだと思いますか?
どこまで片付けるべきか…これは人それぞれ考え方は違うと思います。しかし、部屋の使い方を見ればどんな人なのか、良識ある人なのかどうかが分かってしまうと言います。
最初の状態のように綺麗に片づける必要はありませんが、ゴミはゴミ箱へ捨てたり、布団がずり落ちたりぐちゃぐちゃになっていたら軽くなおすようにしましょう。
ゴミ箱に入っていない物は、お客様にとっては大切な物の可能性があるため、基本的には忘れ物として保管するのがホテルのルールになっています。誰が見てもゴミだからゴミ箱に入れなくても良いと思わず、ゴミならゴミ箱に捨てるようにしましょう。
また、ホテルの部屋から出てホテル内を歩く時の格好には注意が必要です。日本人に馴染みのある旅館では、浴衣とスリッパで旅館内をウロウロするのは何の不思議もありませんが、ホテルではスリッパや浴衣、部屋着で部屋から出てはダメな場合もあります。