水泳の競泳の競技にはいろいろな種類があります。
『自由形』・『背泳ぎ』・『平泳ぎ』・『バタフライ』。これらの競技の特徴やルールをご紹介します。
なんとなくは分かっていても、詳しくわからなという方も多いと思います。ぞれぞれのルールがわかると、より楽しく観戦できるかもしれません。
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水泳競技の種類、クロールは自由形
実は競泳にクロールという種目はないということをご存知ですか?
クロールは自由形という種目で一般的に泳がれている泳法です。
自由形の特徴や大まかなルールをご紹介します。
クロールは両手で水をかいて、両足を上下に動かして泳ぐ泳法のことを言います。
水から受ける抵抗が少ない泳法の中で、もっとも速く泳げる泳法のため、自由形ではクロールで泳ぐのが一般的です。
実際の速さとしては、バタフライがもっとも速いとも言われていますが、バタフライは体力を非常に使うため、たくさんの距離を泳ぐことができません。
そのため自由形ではクロールが選ばれているのです。
では、具体的なルールを見てみましょう。
自由形は陸上競技と同じように、スタート台からスタート合図の後に飛び込むことがルールであり、スタート前に飛び込むと失格になります。
また、各折返しとゴールタッチでは、身体の一部が壁に触れなければいけません。
さらにスタート後とターン後15mまでの潜水は可能ですが、それ以外では泳者の身体の一部が水面上に出ていなければなりません。
ルールさえ守ればどんな泳ぎ方をしてもOKなのが自由形です。
50m~1500mといった、距離別の様々な種目があります。
水泳競技の種類、背泳ぎのルール
自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法の中で、仰向けの姿勢で泳ぐ唯一の泳法が背泳ぎです。
背泳ぎの特徴や大まかなルールをご紹介。
背泳ぎでは、体の軸を真っ直ぐに保つことが基本です。また背泳ぎはクロールを裏返した泳法で、基本的に足の動きはバタ足と同じになります。(ただし、足を動かす起点はクロールは腰で、背泳ぎは腰から下の位置という違いはあります)。
大まかなルールは、背泳ぎでは折返し中以外は、常に仰向けの姿勢で泳ぎます。
折返しのときは身体の一部が壁に触れなければいけません。
競技中は、泳者の身体の一部が常に水面上に出ていなければなりません。
ゴールタッチの時も仰向けの姿勢で壁に触れなければならず、また2013年度の会議でゴール時に体の一部が水面上に出ていないと失格というルールも追加されました。
また、以前はスタート時に足のつま先が水面から出ることは禁止されていましたが、現在その規定はなくなりました。時代と共にルールも変更されています。
水泳競技の種類、平泳ぎの特徴
私自身が子供の頃から得意な平泳ぎはキックが重要なポイントとなる泳法です。
一度きちんと身につけることができると、年齢を重ねても長く泳げる泳ぎ方ですよね。
実際、4つの泳法の中でもっとも水の抵抗を受ける、速さも遅い泳ぎ方ではありますが、長時間泳ぐ時には最適な泳ぎ方でもあります。
クロールで100メートル泳ぐのは、体力的にとても厳しいですが、今でも平泳ぎなら100メートル泳げるのが私の小さな自慢です。
では平泳ぎの大まかなルールを見ていきましょう。
スタート時、また折返し後の最初から、うつ伏せ状態でいなければいけません。
両腕と両足の動作は、左右同じで、かつ同じ高さで行うこと。
足の蹴りは後ろ外側に向き、バタ足やドルフィンキックはNGです。
ゴールのタッチは水上でも水中でもOK。タッチの前の腕の動作の後は、頭が水に没かっていても良いとされています。これは折り返し時でも同じです。
バタフライのルールと特徴
バタフライはダイナミックな泳法で、なんだかとても難しそうなイメージがあります。
バタフライの特徴と大まかなルール
バタフライの泳ぎ方の特徴としては、両腕は同時に前後に動かしつつ、両足もドルフィンキックで同時に上下に動かして泳ぎます。しかし、腕と足を同じタイミングで動かすことはNGだそうです。
スタートや折返しの後の腕のかき始めからうつ伏せ状態が基本です。
また水中でのひとかきは許されるが、かいた手は、必ず水面よりも上に抜いていかなければならなりません。
次の折返しまたはゴールまで身体の一部が水面上に出ていることが条件で、折返しとゴールタッチは、両手で同時にタッチする必要があります。ただし肩が水平であれば同じ高さでなくてもOKなんだそうです。
バタフライはきちんとしたフォームで泳ぐことが大切で、タイミングの悪いフォームでは、速く泳ぐことはできず、息継ぎも難しいと言われています。やはり難易度高めの泳法と言えます。
水泳の個人メドレーとは
個人メドレーとメドレーリレーの違いをご存知ですか?
個人メドレーは一人が4つの泳法で泳ぐことです。
- バタフライ
- 背泳ぎ
- 平泳ぎ
- クロール
の順で一人が連続して同じ距離を泳ぎます。
もう一方のメドレーリレーは4人の選手が違う泳法で同じ距離ずつ泳ぎます。
順番は第一泳者が背泳ぎ、第2泳者が平泳ぎ、第3泳者がバタフライ、そしてラストの第4泳者が自由形で泳ぎます。
ここで気になるのが、個人メドレーとの順番の違いではないでしょうか。
私も別に一緒でも良いのでは?とずっと不思議に思っていました。
個人メドレーとメドレーリレーでは、あえて順番を変えている
順番が違うその理由は、背泳ぎでスタートすると飛び込み台を使えないからだそうです
メドレーリレーでは、第二泳者以降は飛び込んでスタートするため、飛び込みができない背泳ぎを第一泳者になったというわけです。
聞けば納得ですね。
水泳のルールは思っていた以上に細かく複雑ですが、ルールを知ることでこれまで何気なく見ていた水泳競技をまた違った角度からも楽しめそうですね。