卓球にはシングルスとダブルスがありますが、この2つにはサーブを打つ時のルールが違います。ダブルスでサーブを打つ時は、自分からみて対角線のコートにサーブを出すという決まりがあります。
ここでは、卓球のダブルスでサーブを打つ時の決まりについてお伝えします。
シングルスとは違うルールもありますので、ダブルス初心者の人はしっかりとルールを確認して試合に挑みましょう。
卓球のダブルスは二人でチームを組んで行う競技です。お互いにルールを知って上手にコミュニケーションを取りながら、試合に勝つことを目標に頑張ってください。
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卓球にダブルス・サーブは対角線に出す
中学校に入ると部活を始める人がグッと増えますよね。
卓球もこの時期から始める方の多い競技です。
卓球を始めると人数や実力、指導者などにもよると思いますが、シングルスからダブルスへ変更になることもありますよね。
シングルスを一度経験した人が、ダブルスに変更した時に迷ってしまうのが、サーブです。
シングスのサーブのルールはダブルスでもいきていますが、更に追加されるルールがあるのです。
その一つが、「対角線に出す」ことです。
ダブルスのサーブは必ず対角線に出さなくてはいけません。
詳しく説明すると、自分のコートの右半面でワンバウンドさせてから、相手コートの向かって左半面に入るようにサーブを打たなくてはいけないのです。
シングルスのときよりも、シビアな範囲になりますから、コントロール力が必要になります。
サーブを対角線に出すのはダブルス特有のルール
卓球でサーブを対角線に出すというのは、ダブルス特有のルールです。
シングルスの場合には、「対角線」と決められていないので、相手のコート内であればどのコースに出しても問題ありませんが、ダブルスの場合には相手コートに向かって左半面だけという制約があるので、サーブは対角線に出さなくてはいけないのです。
センターライン上やエッジはセーフゾーンとなります。
ただし、真上から見た時にセンターライン上でも、センターラインの外にボールが触れた状態ではフォルトと判断されます。
この微妙な判断は審判に委ねられます。
審判は注意を払って最善を尽くすと思いますが、始めのうちは確実なコースを狙うほうが良いでしょう。
卓球のダブルスのサーブは常に対角線に!サーブを出す順番について
卓球のダブルスのサーブには、対角線に出す事以外にもルールがあります。
それは、サーブの順番です。
Aチーム(A1さん、A2さん)とBチーム(B1さん、B2さん)の試合でご説明しましょう。
この時、AチームのA1さんからサーブをして、レシーバーはB1さんになったとしたら、サーブは以下の様な順番で回ることになります。
- A1さんのサーブ(B1さんのレシーブ)
- B1さんのサーブ(A2さんのレシーブ)
- A2さんのサーブ(B2さんのレシーブ)
- B2さんのサーブ(A1さんのレシーブ)
ダブルスでは、ペアが交互に打つというルールもありますから、必然的にサーバーとレシーバーは固定されることになります。
最終セット・チェンジコートになってからのサーブについて
卓球のダブルスではサーブの順番が決まっていることと、ペアが交互に打つというルールから、 サーバーとレシーバーが固定されてしまします。
しかし、対戦相手には得手不得手がつきものですが、ずっと同じ相手ではどちらかのチームが不利になってしまう場合が出来てきますよね。
それを解消するために、ダブルスではセット毎にサーバー権を入れ替えることで、レシーバーを変えるというルールもあるのです。
先程はA1さんがサーブの時には、レシーバーはB1さんでしたよね?
このチームでの2セット目の対戦では、A1さんのサーブはB2さんが受けなくていけなくなるのです。
2セット目は以下のような順番で回ります。
- B1さんのサーブ(A1さんのレシーブ)
- A1さんのサーブ(B2さんのレシーブ)
- B2さんのサーブ(A2さんのレシーブ)
- A2さんのサーブ(B1さんのレシーブ)
3セット目には先程ご紹介した1セット目と同じ順番に戻ります。
少しややこしいので、慣れるまではレシーブをしたら次は自分がサーブの順番だと覚えて置くとよいでしょう。
順番を間違った場合には、気づいた時点で順番を直しますが、すでにポイントが決まっている部分についてのやり直しは行いません。
卓球のサーブに関するその他のルール
これまでご紹介したように、サーブコースやサーブの順番、サーブ権交替などダブルスのサーブには特有のルールが設けられています。
しかし、これらのルールはシングルスのサーブルールに上乗せさせるルールですから、基本となるルールも知っておく必要があります。
卓球のサーブの基本ルール
- サーバーはボールが対戦相手に見えるように手のひらに乗せること。
- 手のひらにボールを乗せた状態で一度静止して、相手が構えてからトスすること。
- トスは卓球台より上で行い、真上に16cm以上の高さまでボールをあげること。
- トスであげたボールが上昇している時には打たないこと。
- サーブのスイングは、ラケットを体や卓球台で隠さず、対戦相手に見えるような状態から打つこと。
- サーブは自分のコートにワンバウンドさせてから、相手コートに入れること。
このように、実はサーブにはたくさんのルールがあります。
基本的には、対戦相手にしっかりとボールやラケット見せて、打ち返せる体勢が整った状態でサーブするということです。
卓球台や体などでボールやラケットを隠さないという点に気をつければ、殆どの場合には引っかからない事が多いので、神経質になる必要はありません。
また、サーブがネットにあたって相手コートに入った場合には、やり直しとなります。
回数制限はないので、何度でもやり直しとなりますから、果敢に攻めることが出来ますね。
ただし、相手コートに入らず自分のコートに戻って来てしまった場合には、相手の得点となりますから注意しましょう。
シングルスからダブルスに変わると、サーブのコースや順番に迷ってしまうのは、誰にでもあることです。
慣れるまではペアと確認しながら進めると良いでしょう。