日本人の名前と言えば、「名字」と「名前」の2つの言葉で構成されていますよね。
しかし、外国人やハーフの人は、名字と名前以外にも、「ミドルネーム」がつけられています。
このミドルネームとは一体何でしょうか?
なんのためにつけられているのか気になりますよね。
また、日本人にミドルネームをつけることは可能なのでしょうか?
そんな気になるミドルネームなどについてのさまざまな事柄についてご紹介いたします。
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ハーフや外国の人の名前についているミドルネームとは
外国人の名前を見たとき、どうして3つもあるんだろうと思ったことはありませんか?日本のように名字と名前だけではなく、・で区切られて3つやそれ以上あることを目にしますよね。名字と名前の間のもうひとつの名前はミドルネームです。ミドルネームは名前のこともあればアルファベットだけの場合もあります。名前と名字の間にあるときと、名前の前にきたり最後にくることもあります。
このミドルネーム、どういう名前を選んでつけるのか、どんな意味があるのかが知りたいですよね。これにはいくつかあります。
既婚者の場合は自分の旧姓をつけることが多いようです。
結婚して名字が変わるときに、自分の旧姓をミドルネームとして残すようです。
子供の名前の場合なら、母方の名字をミドルネームとしてつけることもあります。家系を継ぐ意味を込めて先祖の名前という場合もあります。これは長男の場合に多いようです。
そして一番多いのがクリスチャンネームです。クリスチャンネームとはキリスト教の洗礼名のことを言います。
他にも、尊敬する人の名前や思い入れのあるものをミドルネームに選ぶこともあるようです。ミドルネームには特別な意味があると思うと、私たち日本人もミドルネームを持ちたいと思ってしまいます。
もともとは他の人と名前が重複するのを避けるためにミドルネームを持つようなったと言われています。外国の名前は日本に比べてバリエーションが少ないため、同じ名前の人が多くなってしまうからです。
日本人もハーフっぽい名前としてミドルネームをつけられるのか
日本でもミドルネームを持ちたいと考えている人もいるでしょう。残念ながら日本の戸籍ではミドルネームは認められていません。名字である姓とファーストネームにあたる名だけしか登録することができないため、どうしても戸籍でミドルネームを登録したいという場合は、名の部分でミドルネームを一緒に登録するしかないでしょう。
例えば、山田一郎さんがトーマスというミドルネームを持ちたい場合なら、名前をトーマス一郎とする方法です。そうすると山田トーマス一郎という名前を持つことができます。このとき、戸籍ではアルファベットを使うことはできないので、トーマスはカタカナになります。
日本人でもミドルネームを持つことができるのは、二重国籍がある場合です。
日本においてはミドルネームは持つことができませんが、もう一方の外国でミドルネームを持つことができます。日本人でも実はミドルネームを持っているという人は、外国で生まれ、その国の国籍を持っているためです。
ハーフじゃなくても昔の日本の名前にミドルネームがあった
実は日本でもミドルネームを持っていた時代もありました。
今の私たちのような名字と名前の他に、呼び名である字(あざな)、一族やルーツを意味する氏(うじ)、職種などの地位を表す姓(かばね)です。今で言う太郎や花子といった名前にあたるのは諱(いみな)で、これは忌み名ともとられるために呼び名としてはあまり使われなかったようです。
徳川家康は、徳川次郎三郎源麻臣家康が正式名になります。徳川と家康の間にある長い名前には、地位や呼び名などが含まれています。伊達政宗の場合は伊達藤次郎正宗というのが正式名です。伊達が姓、藤次郎が字、正宗が諱になります。
日本人がミドルネームを持っていたのは江戸時代までの話です。明治時代に戸籍法が制定されると今のような姓と名という形に統一されました。
外国の友達をミドルネームで呼ぶ時は許可がいるって本当なのか
ミドルネームを持っている外国の人に対して、ミドルネームで呼ぶのは失礼にあたる場合があります。仲が良い場合なら別ですが、たいした親しくもないのにファーストネームではなくわざわざミドルネームで呼ぶのは避けてください。
外国人の名前の場合、どう呼ばれたいのかは本人が決めることが多いです。例えばロバートという名前ならボブと呼ぶ場合もあれば、ロバートと呼ぶこともあります。ロバートという名前だからと言って、必ずボブと呼ぶというわけではありません。ロバートという名前でもボブと自己紹介する人もいます。
外国の人の名前を呼ぶ場合は、ファーストネームで呼ぶようにしましょう。中にはミドルネームが呼び名にしている人もいます。本人の希望がある場合だけミドルネームで呼ぶようにすると失敗することはありません。
外国はミドルネームだけでなく、愛称も独特
外国人の場合は、名前の他に独特な愛称があります。日本の場合なら愛称は名前にちゃんや君をつけたり、名前の一部を取ることが多いですが、外国の名前の場合はちょっと違っています。愛称が別の名前のような場合も多くあります。なので、日本人の私たちにしてみると、愛称が名前だと思ってしまうこともありますよね。
キャサリンの愛称にはケイトやキャス、キャシーなどがあります。ケイトと呼ばれている人の本名はケイトではなくてキャサリンとなります。
エリザベスは愛称も多いです。ベスやリズの他に、ベティやベッツィー、ライザ、リサの他にイライザなんというのもあります。全くの別名に感じてしまいますよね。
パトリシアの愛称もパティなら理解できますが、トリッシュやリッキー、ティッシュという愛称もあります。
私の知り合いのリチャードはリッチと呼ばれていましたが、これは単に短くしただけのようで受け入れやすいのですが、リチャードの愛称にはディックというのもあります。
ミドルネームを持たない私たち日本人にとって、ミドルネームは憧れてしまうこともあります。戸籍上では認められていませんが、パスポートでは記載することができるようです。外国の友人を呼ぶ場合はミドルネームで呼ぶと失礼に当たる場合もあるので、注意が必要です。日本では名字にさんをつける呼び名が一般的ですが、外国の場合はファーストネームで呼ぶことも多いです。名字だとよそよそしさがありますので、このようなスタイルは羨ましくもありますよね。