航空自衛隊の戦闘機パイロットの年収となるための長い道のり

航空自衛隊に入隊したい、中でも戦闘機のパイロットになりたい人はどのくらいの年収がもらえるのか気になるのではないでしょうか。

自衛隊の年収は、階級や年齢によっても違いますが、戦闘機パイロットも同様です。どのルートで入るかによっても変わってくるのです。

今回は航空自衛隊の戦闘機パイロットの年収や実際になるための方法について説明します。高卒の場合は航空学生になることが一番可能性が高いようです。

また、実際にパイロットになるまでも道のりについてもご紹介します。高倍率の試験に合格してもパイロットになるまでにはまだまだ時間がかかります。

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戦闘機パイロットになるための方法と年収について

国の安全を守っている自衛隊。
中でも、「空」から安全を守っている「航空自衛隊」は男の子の憧れでもあり、航空自衛隊の特徴でもある「戦闘機」のパイロットを夢みている学生さんもいるのではないでしょうか。

まず初めに、戦闘機パイロットになるためには、「航空学生」となって「専門の資格」を取得する必要があります。
戦闘機のパイロットとして活躍している半数以上の人はこの航空学校を卒業した学生さんです。
そのため、戦闘機のパイロットになりたい場合には、「航空学生」になることが可能性も最も高めることができるのです。

ただ、航空学生になることはそう簡単なことではなく、その倍率は60倍ほどになることもあると言われているほどです。
また、試験には一般的な試験にもある筆記や適正検査のほか、実際の「航空機の操縦試験」もあります。
こうした試験に全て合格できた者だけが、戦闘機のパイロットになるために必要な専門知識を学ぶことができるのです。

一方で、苦労の末に掴み取った「戦闘機のパイロット」の平均年収は、年に2回のボーナスを含めて「300万円前後」です。
また、この年収は昇給するにつれて上がるのが基本で、階級や年齢に合わせて決まっていくようです。

戦闘機のパイロットの年収には手当も含まれます

戦闘機のパイロットの年収には「航空手当」という手当がついてきます。

航空手当とは?

航空手当とは、戦闘機に乗って定められた職務を全うした場合に限り、支給される手当のことです。
定められた職務には様々なものがありますが、主なものとしては、操縦練習や気象等の調査などがあります。

航空手当の支給開始はいつから?

航空手当が支給されるのは、飛行訓練が始まってからと決まっています。
そのため、航空学生として専門的な知識を学んでいる期間等は、この手当の対象外となるようです。

航空手当の支給額は?

航空手当の支給額は、搭乗している戦闘機によって異なります。
F15等、身体に大きな負担が掛かってしまう戦闘機(防衛省で定められている戦闘機)の場合には「基本給×8割」、それ以外は「基本給×6割」と決まっています。

自衛隊のパイロットは年齢や階級によっても年収が違います

「自衛隊のパイロット」の年収には「年齢」や「階級」が大きく関係しており、中でも、戦闘機のパイロットは防衛大卒業か高卒かなどでも、左右されるようです。

ですが、基本的に自衛隊では「士」や「曹」「尉」などの階級ごとに給料が決まっており、これに勤続年数や年齢に応じて支給額が決まるようになっています。
そのため、戦闘機のパイロットになりたての頃は、前述したように年収300万円程度の年収で、歳を重ねて階級が上がれば(昇進できれば)、自然と年収も400万、500万、最高では1000万円程度まで上がるようになるようです。

戦闘機のパイロットになれるまでの長い道のりについて

戦闘機のパイロットになる道のりは決して簡単なものではありません。
では、実際にどのようにして戦闘機のパイロットになれるのか?見ていきましょう。

戦闘機のパイロットになるまでの道のりについて

  • 基本的な知識を学ぶ
    まず高校卒業後は「航空学生」「防衛大学」「一般大学」のいずれかに進学します。
    航空学生になった場合は「約101週」に渡り勉強をします。
    一方で、一般大学や防衛大学に入学した場合は、「4年間」大学で勉強をし、その後は幹部候補生学校で「約23週」に渡って更に勉強をします。
  • 飛行準備を学ぶ(約12~31週)
    航空学生や防衛大学での勉強後は、山口県にある基地で、飛行する上での飛行準備を学びます。
  • 操縦訓練①を学ぶ(約22週)
    飛行準備を学んだ後は山口県や静岡県にある基地で、初等訓練に使われる「T7」に乗り、操縦訓練を学びます。
  • 操縦訓練②を学ぶ(約52~54週)
    T7での初等の操縦訓練が終わったら、中等である「T4」か「T6とT38」のどちらかで操縦訓練を学びます。
    T4の場合は静岡の浜松基地で、T6とT38の場合には米国空軍基地で学ぶことになります。
  • これまでの課程を全て終えると航空自衛隊としての「証明マーク」を取得できます。
  • 再びT4かT38で操縦訓練を学びます(約8週)
  • その後、戦闘機を乗り換えて更に操縦訓練を学びます。
    F15で約35週操縦訓練を学び、F2で約37週操縦訓練を学びます。
    この訓練は両方宮崎県で行われ、それぞれ異なる基地で訓練が行われます。
  • 最後は、F15かF2の戦闘機を扱っている部署へ配属され、戦闘機のパイロットとして職務につきます。

戦闘機パイロットの普段の仕事内容

戦闘機のパイロットの普段の仕事内容としては以下の2つ。

  • 訓練
    自衛隊は「陸」「空」「海」のいずれでも訓練は欠かせません。
    訓練の内容はそれぞれで異なると思いますが、基本的には、万が一の時のために体を鍛えることが多いようです。
  • スクランブル実働待機
    日本の領空に、他の軍用機が侵入した際にすぐに緊急発進(スクランブル発進)ができるように、航空自衛隊では領空を24時間交代制で監視しており、これも普段の仕事内容の1つとなっています。

航空自衛隊のお仕事は、常に「迅速な対応」が求められ緊張感がとても強いお仕事で、何かあった場合にはすぐにスクランブル発進をしなければいけないことから、休日面では上手くいかないこともあるようです。
ですが、その分ほかのお仕事では味わうことができない「やりがい」を感じられるお仕事でもあるようです。