香典を送る場合の宛名は喪主になります。送り方や手紙の書き方

知り合いの訃報を聞いたけれども、仕事や遠方などの理由でどうしても葬儀に参列出来ない場合もあります。

お悔やみの気持ちを表したい場合は香典を送る方法があります。

香典を送る場合の宛名はどうしたら良いのでしょうか。

宛名は喪主の方の氏名を記入します。その際に手紙を同封するとわかりやすいですね。

書く内容や書き方を紹介いたします。

また送り方やタイミングについても知っておきましょう。

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香典を送る場合の宛名は喪主の氏名を書く

訃報は突然訪れるものですよね。
最後のお別れのときですから、近くで葬儀が行われる場合には、出来るだけ参列するのが望ましいでしょう。

しかし、遠方の場合は仕事の調整などもあり、難しいのが現実ですよね。

そういった場合には、香典を送ってお悔やみの気持ちを表すという方法もあります。

香典を送る場合には、宛名は喪主にします。
故人は受け取る事が出来ませんから、直接面識が無くても喪主へ送付するのがマナーです。

また、喪主の名前がわからない場合には「○○様のご遺族様宛」にすると良いでしょう。

香典を送付する時には、お悔やみの一言を添えましょう。
また、その際に、故人と自分の関係や自分の氏名と住所を明記しましょう。

遺族の方と面識があり、親しいのでしたら故人との関係は要らないかもしれませんが、あまり面識がなければ書いておく方が親切です。

遺族が香典を受け取った時に、「誰だろう?」と思案する必要がなくなります。
また、香典を送るということは、遺族は香典返しを用意するので、その際に必要な情報になるでしょう。

香典を送る場合の不祝儀袋の宛名やタイミングについて

葬儀が遠方で行なわれるので参列が難しいので、香典を送ることにしたなら、おくるタイミングが気になると思います。

故人が亡くなられると、お通夜や告別式など葬儀が行なわれます。
その前後は、遺族の方は別れを惜しむ暇も無いほど忙しかったりします。

ですから、葬儀後の1週間くらいに届くように送るのが良いでしょう。

あまり遅くなりすぎると、それはそれで迷惑をかけることになります。
遅くとも1ヶ月以内には届くようにしましょう。

葬儀が終わった後、遺族の方は葬儀の清算や香典返しなどを行ないます。
それも大体は1ヶ月程度で落ち着くでしょう。

ですから、御迷惑をかけないためには、タイミングが大事になります。

香典を送る場合には、不祝儀袋に入れて送ります。
不祝儀袋は参列する場合と同じように用意しましょう。
ほかに、お悔やみのお手紙を用意しましょう。

お金を送りますから、現金書留を使うのが一般的です。
現金書留は郵便局の窓口で手続きを行ないます。
送付する金額や重量によって料金が異なります。

香典を送る場合は宛名は喪主、お悔やみの手紙の書き方

香典を送るときには、お悔やみのお手紙を添えましょう。

お悔やみのお手紙を送る時のいくつかのルール

  • 便箋や封筒
    便箋は白い縦書きのものを選び、万年筆などの黒いインクを使います。
    また、封筒の封が二重のものは避けて、一重のものにします。
    これは「弔事が重なるのを避ける」という意味合いがあります。
    同じ意味合いから便箋も2枚にならない方が良いとする考え方もあります。
  • 頭語や時候の挨拶は書かないこと
    通常の改まったお手紙を書くときには「拝啓」などの言葉から始まり、季語などを取り入れたあいさつ文を書きますよね。
    ですが、お悔やみのお手紙ではこれらは書かず、お悔やみ文から書き始めます。
    また、他の要件はかかないようにします。

香典はいくらくらい?相場を紹介します

香典を送るときには金額が気になりますよね。

香典は高額であれば良いというものでもありません。
遺族の方は参列していただいたお礼として、香典返しを用意します。
また、いずれ頂いた方の側に葬儀があった場合には同程度の金額を返すのがマナーとなるからです。
必要以上の金額は遺族の御迷惑になる可能性もあるので、配慮する必要があります。

一般的な目安は以下になります。

  • 両親 5万円~10万円
  • 親戚 1万円~5万円以上
  • 仕事関係や知人・友人・隣人 3千円~1万円

故人との関係性により金額を決めます。
また立場や年齢も考慮しましょう。

例えば、仕事関係でお世話になった方が亡くなった場合、故人より自分が高い立場にいる場合には1万円、逆に年下の場合には5千円といった具合です。

友人についても同様で、親しければ1万円、顔見知り程度であれば3千円などです。

また、まわりに揃える事も大切です。
仕事関係の場合は会社内でルールがあるかもしれません。
また、地域や町内会などのしきたりなどもあるので、悩む場合は周囲に相談しましょう。

香典袋の下の欄の記入の仕方

香典袋は葬儀に参列する時と同様に用意します。

49日前に送るときには「御霊前」と書かれた香典袋を用意します。
「御霊前」は宗教を問わず使えます。

表書きの下段中央には、自分の名前をフルネームで記入します。
その時には筆もしくは筆ペンを使い、薄墨で書きます。

会社名を記入する時には、名前の右上に書きます。

また、女性の場合は旧姓で出したい場合もあるかと思います。
その際には下段中央には新しい姓で名前を書きます。
表書き下段の苗字の左横か、中袋の苗字の左横に旧姓も書くと良いでしょう。

夫婦など連名の場合は香典袋の下段に夫の名前を、その左に妻の名前を書きましょう。

会社関係やサークルなどで連名場合は、3名程度なら香典袋の下段に記入できますが、それ以上の場合は全員の名前がわかるように名簿を添えるようにします。

お札は新札はマナー違反になります。
手元に新札しかない場合には、一度折り目をつけてから包むようにしましょう。