美容師国家試験の筆記試験の内容や合格基準、勉強方法とは

美容師になるには美容師国家試験を受験する資格を得たうえで、筆記試験と実技試験を受けて合格しなくてはなりません。

美容師国家試験を受ける条件は?筆記試験の内容は?何点で合格できる?

筆記試験の勉強方法がわからない方もいるでしょう。

完全な独学で受験することはできませんが、筆記試験を自主的に勉強することは出来るので、ぜひ参考にしてみては?

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美容師国家試験を受ける条件は?筆記試験の内容は?

将来の事を色々考えていく内に、私、僕は美容に興味があるから、美容関連に進みたいと思う人もいると思います。そういった場合ですが、国家試験を受験する資格を得て、それから筆記試験を受けなくてはいけません。

ここではまず、どうやったら美容師国家試験を受けられるのか、その条件についてみていきたいと思います。

まず初めに、厚生労働省が指定した専門学校に通う必要があります。
その専門学校を卒業したら、国家試験を受ける事ができ、資格を取ることができます。

筆記試験ですが、国内では15箇所で受けることができます。
具体的には、北海道、岩手県、宮城県、埼玉県、東京都、神奈川県、石川県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県になります。

また、筆記試験の内容ですが、

  • 関係法規&制度
  • 衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術)
  • 美容保険(人体の構造及び機能、皮膚科学)
  • 美容の物理&科学
  • 美容理論

から出題されるようです。専門学校でしっかりカバーされている分野なようなので、専門学校の授業をしっかり受けていれば、問題なく合格できます。

美容師国家試験の筆記、実技試験の合格基準は?

美容師になる為、国家試験を受けるためには厚生労働省が指定した専門学校を卒業し、筆記試験に合格しなくてはいけない事を上記ではみてきました。

次に、その国家試験の筆記であったり、実技試験の合格基準についてみていきたいと思います。

  • 合格基準・筆記試験
    出題50問の内、60%以上の正答率、5つの科目によって、無得点がないことが求められます。その為、どの科目についても基礎レベルが求められます。
  • 合格基準・実技試験
    減点を基準とします。
    衛生上の取扱試験の減点が30点以下、基礎的技術試験のうちの第1課題であるカッティングの減点、40点以下、第2課題であるオールウェーブセッティングの減点、50点以下
  • 試験の時期
    毎年2月と8月に実施されます。受けるためには受講料がかかります。また、筆記のみ、あるいは実技のみという受け方もできます。

美容師国家試験の筆記試験の勉強方法は?

美容師になる為の国家試験、筆記と実技試験の合格基準について先程は学んできました。

次に、ここでは、美容師の国家試験の筆記試験ですが、勉強方法についてみていきたいと思います。

先程、筆記試験ですが、内容が5つに分かれることをみてきました。その5つ、一つ一つに対する勉強法をみていきたいと思います。

  • 関係法規
    暗記しなくてはいけない箇所は、行政処分とか美容所の衛生措置くらいです。よく出されるのは、行政処分なので、その部分はよく勉強しておきましょう。
  • 公衆衛生
    過去問で出題傾向がわかると思いますが、出題傾向は絞られてきています。教科書だけではなく、日頃からニュースをみるように心がけましょう。
  • 感染症
    予防接種の有無を覚える必要があるので、カードを作って覚えていきましょう。
  • 消毒法
    8つの消毒法は覚える必要があります。それぞれの特徴や短所をしっかりマスターしましょう。
  • 生理
    暗記が必要な科目になってきます。ホルモンは出題傾向が高いので、自分で覚えてしまいましょう。
  • 美容理論
    問題数が多くなってきます。美容の分野を目指すのであれば、点数をとりたいところです。

美容師国家試験の筆記や実技で不合格になってしまう人とは?

美容師の国家試験、筆記試験の勉強法について上記では触れてきました。

次に、美容師の国家試験の筆記や実技ですが、残念ながら不合格になってしまう人もいますよね。

それば、どういった理由で不合格になってしまうのか、その要因をみていきたいと思います。

  • 体調不良
    何も美容師国家試験にだけ言えることではありませんが、どんなに準備を整えたとしても、当日の体調が悪いと不合格になる確率は高くなってしまいます。その為、当日は万全の体調で試験を受けることができるよう、体調管理も整えましょう。
  • 授業をちゃんと聞いていなかった
    上記同様、美容師国家試験だけに言えることではありませんが、授業に出ていても、内容をしっかり理解していないと、意味がありません。学校の授業で全てが理解できる位の余裕を持ちたい所ですよね。
  • 道具
    どんなに技術があったとしても、道具の手入れを怠っていると、本番で実力を発揮することはできません。不合格になってしまいます。普段から手入れは真面目にしておきましょう。

美容師国家試験の筆記試験を独学で進めるポイントは?

先程は、美容師国家試験、残念ながら不合格になってしまう方々の傾向についてみてきました。

最後に、その美容師国家試験ですが、筆記試験を独学で進めるとしたら、どんな点に注意したら良いのか、そのポイントをみていきたいと思います。

美容師国家試験の勉強は得意科目から始める

美容師に限ったことではないかもしれませんが、得意科目から始めて、勉強の勢いをつけましょう。そして、不得意科目をカバーできるようにしましょう。

また、これも個人個人で違ってくると思いますが、アプリを利用した方がより効率よく勉強できるようでしたら、アプリを利用するのも一つの手になります。アプリは、空いた時間に勉強をすることができるので、効果的です。

過去問に触れること、衛生管理・美容保健に関しては、内容も変わらないので、古本を模試代わりに解くのも良いでしょう。逆に、内容が変わりやすい科目については古本は避けて、最新の参考書で勉強していきましょう。