絵を描く仕事といえば画家やイラストレーターなどありますが、そこにはどんな違いがあるのでしょう。
同じようにみえますが、仕事の内容やその違いについて紹介していきます。
わかりやすく言うと、画家は自分が描きたいものや世界観などを絵に表し、イラストレーターは、見る人に対してわかりやすく具体的に表すということがいえます。
それぞれどんな仕事のやり方や内容なのかを詳しくご覧ください。
また気になるのが収入面ではないでしょうか。画家やイラストレーターの場合の収入についても紹介します。
絵が描くことが好きなら画家やイラストレーターになりたいと思う人もいるでしょう。
イラストレーターの種類や働き方についてもご覧ください。
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画家とイラストレーターの基本的な違い
画家とイラストレーターの大きな違いの1つは「自分が描きたいものを描く」か「依頼されて絵を描く」ということでしょう。
画家
絵を描き溜めて個展などを開いて販売したり、画商に売り込むなどします。
イラストレーター
描く前に依頼を受けてクライアントが欲しいイメージの絵を描いて作成、納品します。
もちろん、画家が依頼に従って肖像画や希望に沿った絵をかくことはありますし、イラストレーターが依頼を受けずに自分が好きな絵を描いて販売するなどといったケースもあります。
また、画家が描く作品は実物にこそ価値を見出しますが、イラストレーションの場合は印刷などで複製されることが前提とされるものがほとんどです。
そうした作品のあり方から、画家かイラストレーターかを区別する考え方もあります。
画家とイラストレーター違いは?仕事の内容を更に詳しく
画家という職業をあえて言葉で説明するなら「自分が思いつくまま、感じるままを好きなように絵という作品で表現する職業」とでも言えるでしょうか。
誰かに与えられたテーマやモチーフではなく、自分自身の世界を形にしていくのが画家なのかもしれません。
画家自身の心の中にある言葉にできない感情や情動を様々な技法で独自に表現すること。そこに求められるのは圧倒的な個性や見る人の感情に訴える作品を描くことです。
「イラストレーション」という言葉は「明るく照らす」という意味があり、見る人にわかりやすく伝えることを意図した図版などを指していました。
つまりイラストレーターという職業は、印刷技術の誕生・発展の中で生まれてきたとも言えるでしょう。
現在では絵を描くことや、絵そのものをイラストレーションということもあり、依頼された内容に沿った絵を描くことで収入を得る人を広くイラストレーターと呼んでいます。
画家とイラストレーターの気になる収入の違い。まずは画家から
絵を描くことを一生の仕事にしたいと考えた時、収入がどの程度なのかは切実な問題です。夢のある仕事とはいえ、夢だけでは生きていけないという現実があります。
「画家はどれぐらい稼げるのか」という問いに明確な答えはありません
公務員やサラリーマンのように、年齢や職種で平均の収入を割り出すことは不可能です。
いくらたくさん作品を生み出しても、それを買い取ってくれる人がいなければ収入はゼロ。逆に、1枚の絵に非常に高額な値段をつけて売れれば収入は跳ね上がります。
多くの場合、アルバイトや副業を持ちながら作品を描き、個展や売り込みで認知度を上げ少しずつ収入につなげることになるでしょう。
駆け出しのうちは作品も安くないと売れませんが、作品や作者の認知度が上がれば作品も高く取引されるようになり収入も増えることが考えられます。
イラストレーターの収入。正社員やフリーランスの場合
正社員としてのイラストレーター
現在、たくさんのイラストレーターが活動していますが、安定した収入を得てイラストだけで生計を立てられるのはごく一部の人たちだけ。
専業であっても個人事業としてフリーランスで仕事をするケースがほとんどです。
ただ、イラスト専業で企業に雇われる機会はごくまれですが、全くないわけではありません。
規模の大きなゲーム系、デザイン系の企業なら、専属のイラストレーターとして活動することは不可能ではありません。
ただし、専属のイラストレーターとして雇用された場合でも、個々の技術・経験・能力による違いから明確な平均収入を割り出すことはできません。
一般的に考えると月収にして20~30万円程度、年収で400万円ほどと思われます。
収入以前に、正社員としてイラストレーターの仕事に就くということは非常に難しいと考えて間違いないでしょう。
フリーランスのイラストレーター
フリーランスとして活動するイラストレーターでは、定期的に受ける仕事があるかどうかで大きく異なります。
また、一点あたりの単価も作家の経験、取引先の提示などで差が大きいためフリーランスのイラストレーターの収入を平均で表すことは非常に困難です。
正社員として働くのと同等の収入が得られるイラストレーターはごくわずか。メディアに一流のイラストレーターとして取り上げられるような人は、さらにその中のほんの一部です。
フリーランスのイラストレーターで大きな収入を得ることは、実力はもちろん、運とチャンスをものにできる感性も必須と言えるでしょう。
イラストレーターの種類や内容を紹介
「イラストレーター」と聞いて、どんな仕事をしているか具体的にイメージできますか?
イラストレーターによって描くものや作風、画風が大きく異なります。
画家のように個性を活かしたイラストレーター
イラストを見ただけで誰が描いたかわかる特徴のあるイラストレーターは、企業の広告やキャラクターに起用されたり、画集やポスターなどイラストレーター自身に付加価値がある活躍ができます。
こうしたトップクラスのイラストレーターになれば、高収入も夢ではありません。
分野での専門性を持ったイラストレーター
専門の図鑑のイラスト、雑誌の挿絵でよく見るイラスト、ゲームキャラクターでお馴染みの人気イラストなど、ある分野の中で需要が高かったり人気があるイラストレーターがいます。得意分が明確な場合は、こうした活躍の仕方があります。
いろいろなイラストをそつなくこなす商業イラストレーター
強い個性ではなく、誰からも好かれるイラストやシンプルなイラストはカタログやチラシ、その他多くのメディアで使いやすく活躍の場は多くあります。単価は低くなりがちですが一度に多くの仕事が入ることもあります。
プロのイラストレーターになるということは、実はそれほど難しいことではありません。ただ、イラストだけで十分な収入を得るのは簡単なことではないのも事実です。
好きなことだから仕事にしたいと夢を抱いたのなら、ぜひ実現のために努力してみましょう。そして、そのためにできることには努力を惜しまずにチャレンジすべきです。
どんどん描いて、多くの人に見てもらい経験と技術を身につけていけば必ず活かされる日が来ますよ。