野球のドラフト会議の仕組みについて、野球を観るのは好きだけどドラフト会議の仕組みやルールまではよく解らないという人もいると思います。ドラフト会議はこれからプロの野球選手を目指す選手たちにとって人生が決まる最初のターニングポイントにもなります。
そこで、野球のドラフトの仕組みについて、指名できる選手の条件や抽選の仕組み、ウェーバー制の仕組みとルール、指名制限ルールやドラフトの問題点などお伝えしていきましょう。
これを読めば、ドラフト会議の仕組むやルールについて理解することができるので、これからドラフト会議を観るときに楽しむこともできるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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野球のドラフト会議の仕組みで指名できる選手の条件
毎年行われるドラフト会議、野球に興味がない人でもニュースなどで話題を耳にすることが多いのではないでしょうか。特にその年の高校野球で注目されている選手に話題が集中しますよね。
野球のドラフト会議には新人選手を獲得する目的の他に、育成選手を獲得する目的もあります。
どちらの場合でも指名できる選手について細かく定められたルールがあります。
指名できる選手は、日本のプロ野球球団に一度も在籍していないことが条件です。また、日本国籍がある、もしくは日本の中学校、高校、大学やそれに倣った学校や団体などに在学したことがあるということも条件になっています。在学中の場合ならドラフト会議の翌年に卒業できること、大学の場合なら4年間の在学期間があることも条件です。
日本の学校に在学していても途中で退学した学生は指名することができません。また、前の年のドラフト会議で指名を受けたのに球団に入らなかった選手も指名することはできません。社会人野球の選手を指名するときは、学校を卒業してから2年または3年が経っているといった条件があります。
野球のドラフト会議における抽選の仕組みについて
ドラフト会議で一番注目されるのが抽選でしょう。ドラフト会議の抽選の様子はスポーツニュースや新聞でも大きく取り上げられ、高校野球が始まる頃から有力選手の話題がちらちら聞こえてきます。
ドラフト会議の一人目の指名のときは、活躍して注目されている選手に指名が重なる場合が多いです。どの球団も期待の選手を獲得したいのですから当然ですよね。
一人目の選手が重複した場合は抽選によって決めますが、2人目からはウェーバー制という抽選とは違う方法で決めることになります。指名選手が他の球団と重ならなかったときは、そこで決定となります。
この抽選方法は、各球団の代表者が箱に入ったくじをひいたら、みんながくじをひいたところでくじの紙を開きます。ここが一番盛り上がるところでしょう。当選した球団は選手との交渉権を得ることができます。
この時、くじに外れた球団はまた新たに希望の選手を一人指名していきます。同じ選手に指名が重なったときは、また抽選によって決めることになります。
野球のドラフト会議でのウェーバー制の仕組みとルール
ドラフト会議の1人目は入札で決めますが、2人目からは決められた順番で球団が希望の選手を指名していく方法をとっています。このときの順番はドラフト会議が開催される年の試合の成績によって決められ、2人目の時は一番成績が悪いチームから指名できます。そして次の3人目は2人目とは反対のに、一番成績の良い球団から指名ができます。4人目は最下位のチーム、5人目は最上位のチームと繰り返していきます。全球団が選択終了を宣言するまで続けられます。
ペナントレースの順位がセ・リーグとパ・リーグで同じだった場合は、交流戦で勝っているリーグからの順番なり、それでも決められない場合は失点差、最終的には抽選という方法になります。希望の新人選手を獲得するためには、その年の試合結果も左右するわけです。
野球のドラフト会議における指名制限ルールとは
ドラフト会議では獲得したい選手をどんどん指名していきますが、指名できる人数にはルールがあります。全球団合わせて120名まで指名することができます。
各球団が指名できる選手は最大で10名までというルールがありますが、ある球団が10名に満たない状態で選択終了を宣言したら、合計で120名に達するまでなら10名以上を指名することができます。
120名に達したところで指名は終了となります。または、すべての球団が選択終了を告げたところで終了となります。
全球団が選択終了をしたところで120名に満たない場合があります。このときは次に育成選手選択会議が行われます。この育成選手選択会議でもドラフト会議の2人目以降の場合と同じように、ウェーバー制によって決められていきます。希望の選手を順番に指名していき、すべての球団が選択終了を告げるまで繰り返し行われます。
選手には球団を選択できないのがドラフトの問題点
このドラフト会議は球団には有利でありますが、選手側には選択権がないという問題があります。選手に希望する球団があっても、ドラフト会議の結果によっては希望の球団に入団できる可能性がなくなってしまうのです。たとえ球団側と選手側で一致していたとしても、複数の球団から指名を受けた場合は抽選となってしまい、あとは運頼みでしょう。
希望の球団に入ることができないと判ると、選手によっては海外への球団を希望する場合も出てきます。せっかく有能な選手なのに、その活躍を身近に目にすることができないのは残念なことです。
どの球団でも快く入団の意思を示す選手も多いですが、これは本心とは言えないかもしれません。やはり希望の球団などがあるのは当然のことです。選手側には選択の自由がないという不公平さも感じられますよね。
ドラフト会議は毎年大きな話題となり盛り上がりますが、その仕組みがわかっているとよりドラフト会議を楽しむことができますね。