自宅や会社にがある人や、これから神棚を設置するという人の中には、神棚や榊のお手入れ方法がよくわからないという人もいますよね。
神棚は神様がいる場所ですから、神様に失礼のないようにきちんとお手入れをする必要があります。榊や神棚のお手入れはどんなふうに行えば良いのでしょうか。
そこで今回は、榊や神棚のお手入れ方法と、掃除する時の注意点についてお伝えします!
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神棚や榊のお手入れ方法・神棚の手入れについて
自宅に神棚がないと、なかなか神棚をお手入れする機会はありませんよね。
会社やこれから神棚を設置する方などに、お手入れ方法をご紹介したいと思います。
神棚を設置するのに準備するもの
- 交換用の榊・米・酒など
- 白い紙2枚
- ハタキ
- 布巾
- 社などを一時的に乗せる台など
神棚を設置する手順
- まずはご挨拶しましょう。
二礼二拍手一礼します。
その際に、口に紙をくわえるのが本式です。
御神体に息がかかるのを防ぐためです。 - 台に紙を敷き、社をのせます。
社には底の空いているものもあります。
御神体の札が落ちないように、底に気をつけましょう。
底が開いている場合には、御神体の札を先に抜きます。
また、神様の社ですから、床に置くようなことはしません。
社をのせる台を用意しておきましょう。 - 神棚の掃除をします。
埃をハタキで落として、布巾で拭きます。
神棚はむき出しの木の場合が多いです。
水拭きではなく、乾拭きしましょう。 - 社の掃除をします。
社はそれほど汚れていないと思いますから、布巾やハタキで埃を落とします。 - 供物の器を洗います。
普段お茶碗を洗うのと同様で問題ありません。
洗い終わったら、新しい供物をのせます。 - 社などを元に戻す。
神棚に全てを戻して、全てを祀ります。
最後に二礼二拍手一礼して終了です。
神棚や榊のお手入れ方法・榊の手入れについて
神棚にお供えする榊のお手入れについてご紹介します。
榊は最低でも月に2回は交換します。
1日と15日に行なうのが一般的です。
この日に行なうのは、神社では月次祭(つきなみのまつり)という祭礼が行なわれるため、それに伴い神棚の供物も新しくするのが習わしとなったためです。
榊自体は月に2回交換しますが、植物ですから榊入れのお水は毎日交換するのが良いでしょう。
毎日お水を替える事で、長持ちさせることが出来ます。
もし、榊が枯れてしまったら、出来るだけ早くに新しいものを用意して交換しましょう。
見た目的にも、神様に対しても、その方が望ましいです。
右側の榊には、その土地の氏神様が祀られています。
右側だけ時折枯れてしまうと不吉だと思われる方が居ますが、そちらだけかれるのは、その土地の氏神様が守ってくれている証拠を考えられています。
そのため、不吉なことではなく、有難いことなのだそうです。
榊は必需品!神棚の手入れをする時の注意点
神棚のお手入れをするときには注意点があります。
- 身を清めること
滝行などが必要なわけではありません。
お手入れする時には、綺麗に手を洗ってから行ないましょう。 - 社を直接床に置かないこと
社は神様のお住まいですから、床に置くのは失礼にあたります。
清潔な白い紙を台に敷き、その上に置くようにします。 - 他の場所を掃除した道具を使わないこと
神様の居場所を掃除するのに、他の掃除で使った汚れた道具を使うことは失礼にあたります。
新しい綺麗な布巾を用意しましょう。 - 御神体を取り出すときには、和紙を加えること
御神体に息がかかるのは失礼にあたるのです。
ですから、和紙を口にくわえてから、御神体を取り出します。
また、お手入れ前にご挨拶する時も同様です。 - 一夜飾りは避けること
大掃除としてお手入れするなら、12月30日までに行ないます。
31日に行なうと一夜しか飾らずに次の年になってしまいますよね。
慌しく祭壇を飾るのは不幸がある時と同じとして、縁起が悪いとされています。
また、29日も9(苦)が着くので縁起が悪いため行ないません。
どれも、神様へ失礼にあたるため行ってはいけないことです。
お手入れの際には気をつけましょう。
榊を長持ちさせる方法
神棚の榊の交換は月に2回が一般的です。
交換する日までは、枯れずにいて欲しいですよね。
榊を長持ちさせたいなら、榊立てのお水は毎日新しいものに交換しましょう。
榊立てに水を入れるときには、上までたっぷりではなく、そこから5cmくらいを目安にします。
多すぎる水は雑菌の繁殖の原因になるからです。
お水に1滴弱の漂白剤をいれたり、10円玉を入れると殺菌効果が期待できます。
榊立ての内側がヌルヌルしてきたら、水が汚れる原因になりますから、綺麗に洗いましょう。
漂白剤を使うのも効果的です。
ブラシなどを使って、細かい部分まで丁寧に洗います。
榊立てに対して榊が多すぎると蒸れてしまって、これも雑菌が繁殖する原因になってしまいます。
榊の量を調節するか、榊立てを大きいものに交換しましょう。
買ってきた榊にはゴムなどがついている場合があります。
それらは外して、通気性が良くなるようにして飾りましょう。
榊の切り口が黒くなっていると水を上手にすえないので、先端を少し切り落としてあげましょう。
断面が広くなるように、斜めに切るほうが、水を良く吸います。
神棚を設置するのはどんな場所が良い?
神棚をこれから設置したいという方は、設置場所に迷いますよね。
以下のような事に気をつけて、選んでみてください。
- 明るくて清浄な場所
神棚は神様が住む場所ですから、できるだけ居心地の良い場所を選ぶのが良いでしょう。そして、人の目線よりも高い場所にします。 - 拝礼しやすい場所
せっかく神棚を設置しても、放置していては意味がありません。
ですが、ドアの上や人が通る場所の上は良くありません。 - トイレの近くは避ける
神道の世界では不浄を忌み嫌います。 - 神棚の正面は東か南を向くように設置
そうなるとだんだん場所が決まってきますよね。
もし、いくつも候補があるなら、その場所の長となる人の場所に一番近い場所が良いでしょう。
神様に感謝や祈りを捧げることで、そこに集まる人の心に秩序が生まれ、和が保たれるそうです。
ですから、長となる方は率先して神様への感謝を示すのが、よろしいのではないでしょうか。