旅行のキャンセル料は仕事が原因なら会社に請求できるのか

楽しみにしていた旅行。でも旅行直前になって会社から「仕事に出てくれ」と休日出勤を命じられてしまうこともあるでしょう。

旅行をキャンセルする場合、その日数に応じたキャンセル料が発生するものですが、仕事が原因なら会社にキャンセル料を払わせたいと思ってしまいます。

仕事が原因であれば会社にキャンセル料を求めることはできるのでしょうか。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ハローワークの履歴書添削を活用して採用を勝ち取るコツとは

ハローワークでは作成した履歴書の添削を無料で受けることができることをご存知でしょうか?では、...

バスケの練習方法を教えます!基本のパスのコツや注意するコト

バスケがうまくなりたい!ドリブルやシュートもしたいけれど、まずは基本中の基本のパスをうまくなりましょ...

面接で趣味特技を聞かれた場合の大学生の答え方について解説!

就活の時の面接で、趣味特技について聞かれる場合もあります。でも、大学生として正直に答えるべきなのか迷...

コンビニの品出しの時間はお店によって違う!時間帯を紹介

24時間営業していたり、ちょっとした物を買うのに気軽に寄ることが出来て便利なコンビニ。いつも...

退職時のお礼に配るお菓子にはメッセージカードを添えよう

退職時に今までお世話になったお礼として、お菓子を配ることがあります。その際、メッセージカード...

公務員が年休を取得する場合、理由は必要ないけど伝え方に注意

公務員は労働基準法の適用外となっていますが、年休を取得する権利はあります。一般的な会社員であ...

会社の休憩時間に寝るのはアリ?仕事の効率をアップさせるには

会社の休憩時間に15分程度寝ると、午後に絶対に襲ってくる猛烈な眠気に立ち向かうことができるって知って...

水泳のリレーの飛び込みは失格とならないように練習しよう

皆さん、水泳の試合をテレビで見たことはあるでしょうか。最近はどんなスポーツの試合であってもテレビ...

履歴書の職歴詐称はバレる!?嘘をつくのはやめましょう

履歴書を書く際、つい自分を良く見せようと職歴を詐称してしまう人がいるようです。経験社数を減らしたり、...

警察の張り込み方法には一定のルールがある?徹底調査!

刑事ドラマなどを観ていると、警察が覆面パトカーに乗ってあんぱんを食べながら張り込みしているシーンって...

柔道の寝技を最強にする基礎トレーニングや練習のコツとは

柔道の寝技が最強に強くなりたいなら、基礎となるトレーニングやコツを掴んだ練習を重ねる必要があります。...

同僚の退職が決まり寂しいと感じる人へ。その気持ちの解消法

仲の良い同僚が退職する事が決まったらショックと寂しさで一杯になると思います。会社の同僚と言えば同...

会社が寒い!夏の冷房対策で体調不良を予防!自分でできる対策

会社のエアコンが効きすぎてて夏でも寒いという人もいますよね。外の気温は高いのに、オフィスの中はまるで...

刑事のスーツは支給される!?女性の場合は?警察官との違い

警察官というと青い制服のイメージですが、ドラマなんかで見る刑事はスーツで捜査などしていますよね。...

警察の交通課は忙しい!特に忙しいのはやっぱりあの時期!

警察の交通課。スピード違反の取締りや人身事故の処理などを行うため、警察の中でも特に忙しいイメージがあ...

スポンサーリンク

旅行をキャンセル…仕事が原因なら会社にキャンセル料を求めることはできる?

結論から言ってしまうと、会社がキャンセル料を負担してくれる可能性はかなり低いです。法律の観点から見ても、会社からの休日出勤の要請で旅行のキャンセル料を払うことになっても、会社に負担させることは難しいのです。
損害賠償が認められることはほとんどないでしょう。

よほど理不尽な要求によって休日出勤をさせられた場合は、会社に損害賠償を請求できる可能性もありますが、業務上やむを得ず休日出勤した場合は自腹で払うしかないようです。

ただし、会社によっては事情を説明することでキャンセル料を負担してくれる場合もあります。
あまりに理不尽な休日出勤、高額のキャンセル料でもないかぎり、損害賠償を起こす必要はないといえます。損害賠償を求める訴訟を起こすのは大変稀なケースです。

会社の都合でキャンセル料が発生してしまった場合は、会社と話し合って解決策を探りましょう。きっと会社は事情を知ってそうそう理不尽な対応はしないはずです。

急な仕事で旅行をキャンセル!キャンセル料はいつから発生するの?

旅行をキャンセルするということは、ツアーやプランの予約を全て白紙にすることです。タイミングによっては高額のキャンセル料がかかってしまうため注意が必要です。

旅行は大きく分けて、個人旅行とパッケージツアーの2つがあります。

個人旅行の場合は、キャンセルすることが分かった時点で、航空券は航空券、ホテルはホテルなどそれぞれ別に連絡してキャンセルしなくてはなりません。
そしてそれぞれの予約の規定に沿ったキャンセル料が請求されます。
ホテルによっては、3日前までならキャンセル料がかからない場合もありますし、格安プランの場合は予約した直後からキャンセル料が発生してしまうこともあります。
レンタカーを予約していた場合も同じです。
個人旅行ではキャンセルする場合はそれぞれの規定によってキャンセル料も違うため、それらをしっかり把握しておかなくてはなりません。

一方パッケージツアーの場合は、会社にもよりますが、旅行出発日の40日前くらいからキャンセル料が発生し、キャンセルした場合はツアー代金全体に対して50%のキャンセル料がかかります。

仕事に出ろと旅行をキャンセルさせてまで休日出勤を命じる権限は会社にあるの?

休日出勤命令については、「労働者の不利益が大きいほどその命令自体が無効になりやすい」とされているため、会社の休日出勤の命令権も狭く考える必要があります。
社会情勢の変化に伴い、会社の権利も狭くなってきているのです。

コンサートよりも同窓会、同窓会よりも冠婚葬祭と労働者の不利益が大きいとされるため、葬式へ参列する場合は、休日出勤命令が無効になりやすい傾向ではあります。

労働者への嫌がらせのための休日出勤は別として、会社が休日出勤を命じる場合は、どれだけ業務上必要かどうかが問題になります。
この必要性が労働者の不利益の程度と比較して、どちらがより有効なのかが判断されるのです。

「楽しみにしていた海外旅行が仕事でダメになった。キャンセル料を経営者に請求したい!」という気持ちもよくわかりますが、請求することは実際難しいです。

ただ近年は「ブラック企業」という言葉が認知されるようになり、より経営者に対して厳しい判断が下される傾向ではあります。

経営者側にとっては不満かもしれませんが、これから先休日命令の権限もより狭くなり、損害賠償を請求されないとも限らなくなるのです。

仕事で旅行をキャンセルしても会社に負担義務はなく泣き寝入りする場合が多い

会社のために旅行をキャンセルしたのだから、キャンセル料は会社が負担すべきだ、という理屈は残念ながら通りません。
会社に負担義務はないのです。
どうしても不満なのであれば、会社に話して交渉するしか方法はありません。

民事的には会社に損害賠償を請求することは可能ですが、会社側がその支払いに応じるかどうかは分かりませんので、結局は泣き寝入りして全額負担するしかありません。

労働基準法の視点から考えた場合、会社の時季変更権、いわゆる使用者が従業員の有休取得の時季を変更できる権利が妥当だったかどうかが焦点になります。

年休の使用を会社が拒否した理由が「繁忙期だから」という理由だけでは成り立ちませんが、年休を拒否されるのを無視してまで旅行に行ける人がどれだけいるでしょうか。
かなり勇気がいることなので、おそらくは仕方なくキャンセルしてキャンセル料を自腹で払うのではないでしょうか。泣き寝入りする社員がほとんどでしょう。

ただし、泣き寝入りするのは早すぎます。
まずは会社に言ってよく話し合いましょう。話し合いすらしてくれない会社にあなたは魅力を感じますか?
そんな会社はこちらから見限ってもいいのではないでしょうか。

旅行のキャンセル料を少しでも浮かす方法は?

キャンセル料を浮かす方法はいくつかあります。ぜひ参考にしてください。

キャンセル料を補償してくれる保険に加入する

「旅行を予約したけどもしかしたらキャンセルしてしまうかも」など、キャンセルの可能性が高い場合は、予めキャンセル料を補償してくれる保険に加入しておくと安心です。
保険の中には、旅行代金の100%補償と50補償もありますし、旅行代金によって保険金額は変わりますがこれはかなり安心です。
ただ、募集型企画旅行や受注型企画旅行等といったツアー旅行しか補償しないことが多いため、個人旅行の場合は対象外になってしまうことがあります。

オークションサイトなどに出品してキャンセル料を浮かす

そもそも旅行予約って出品できるの?と思いますが、オークションサイトでも旅行予約が売買されています。
キャンセルになった宿泊予約を出品することで、売り手はキャンセル料を節約でい、買い手は安価で宿泊できると人気になっているのです。
成果報酬15%が引かれますが、出品・振込手数料は無料なのでぜひ利用してみては?