アルバイトの休憩時間は時給発生するの?呼び出されたときは

アルバイトに限らず、労働者の休憩時間というのは法律で決められているそうです。

では、アルバイトの休憩時間には時給は発生するのでしょうか?また、休憩時間も働いたときは時給はもらえるのでしょうか?

さらに、休憩時間中に呼び出されたときは時給はどうなるのでしょうか?

そこで、気になるアルバイトの休憩時間と時給の関係についてまとめてみました。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

警察の張り込み方法には一定のルールがある?徹底調査!

刑事ドラマなどを観ていると、警察が覆面パトカーに乗ってあんぱんを食べながら張り込みしているシーンって...

新入社員のミスはいつまで許される?ミスで評価を落とすことも!

新入社員が仕事でミスをしてしまうのは仕方のないことですが、一体いつまでだったらこれが通用するのでしょ...

退職は2週間前に伝えればいいの?正社員の退職について

退職したいなら2週間前でOK?正社員での雇用なら、民法627条1項の定めにより、『雇用は、解...

履歴書に書く資格は何級から?一般的なルールを知っておこう

自分をアピールするための履歴書には、持っている資格をすべて書きたいものですよね。でも、何級か...

大学生の読書感想文の書き方のコツや高評価を得るポイントとは

大学生になっても読書感想文をレポートで提出しなければならないときがあります。では、大学生の読...

ボウリング初心者ができること!上達するためのコツについて

ボウリングは幅広い年代に人気のスポーツですよね。一度はやったことがあるという方が多いと思いま...

裁判所事務官の面接試験は難関?その内容と合格ポイントとは

裁判所事務官の2次試験である面接。面接カードに書かれている内容について質問されることになっているよう...

水泳のリレーの飛び込みは失格とならないように練習しよう

皆さん、水泳の試合をテレビで見たことはあるでしょうか。最近はどんなスポーツの試合であってもテレビ...

ハローワークから紹介された企業の面接を断る方法をご紹介

ハローワークから紹介状をもらった企業の面接は、断ることが出来るのでしょうか?絶対に受けなけれ...

選挙の出口調査バイトをする際の服装は?応募する前の注意点

副収入として選挙の出口調査バイトをしようという方も多いのではないでしょうか。選挙の出口調査バイト...

浪人生がバイトの面接で気をつけたいポイントと面接同日のマナー

大学受験に失敗して浪人している人の中には、バイトをしようかと考えている人もいますよね。浪人生だからと...

学校の講師を辞めたいときは?理由や会社員への転職など

学校の講師を辞めたいと持っている人は結構いるのかもしれません。学校の講師とは、生徒や保護者だ...

No Image

相撲の座布団を投げる【座布団の舞】投げる理由とその歴史を解説

相撲中継を見ていると、座布団を投げる人たちの映像を目にすることもありますよね。座布団を投げるのは一体...

保険外交員として働く女性の現状と問題点とは

保険外交員として働いている女性は多く、セールスレディとして各家庭を回っています。これから保険外交...

法学部が公務員を目指す場合の志望理由とその考え方

法や法律について学ぶ「法学部」。法学の専門分野を学ぶわけですから、弁護士を目指す人もいますが国家...

スポンサーリンク

アルバイトの休憩時間の仕組みとは?時給はどうなる?

休憩時間とは法律で「労働者の権利として労働から離れることを保障されている時間」と定義されています。
アルバイトの場合、勤務時間が6時間以上の場合は途中で45分間の休憩をとる事が法律にて義務付けられています。

アルバイトは上司の指示で休憩時間をとる事が多いので、なかなか自分から休憩時間に入る事が難しい事があります。

しかし、法律で6時間以上の勤務がある場合は休憩が義務付けられているのでとり損ねる事がないよう、しっかりとるようにしてください。

6時間以上も勤務しているのに休憩がないと、かなり疲れてきて集中力も低下してきます。
そして仕事の生産性や効率も下がってしまい、最悪怪我をしてしまう事もあることでしょう。

そのためにもしっかり休憩を取ることは大事なことであり、立派な義務なのです。

アルバイト休憩時間は時給は発生するの?

結論から、アルバイトでの休憩時間には時給は発生しません。

休憩時間で1時間の拘束時間が発生しますから、時給が発生するのではないかと思う人もいるかもしれませんが、あくまで休憩なので時給は発生しないのです。

だたし、休憩時間に少しでも仕事をすることになれば休憩時間にはならなくなるので時給が発生します。

もし休憩時間に電話に出るように言われても、それは労働になりますから断る権利はあるのです。

休息時間や仮眠が労働時間になる事もあります。
仕事の効率化を図るために、数分の休息時間を設定している会社もあります。
これは休憩時間とは違うので、時給から差し引かれるような事はありません。

夜勤の場合仮眠時間をとる場合もあります。

仮眠が労働時間に含まれるか休憩時間になるかは会社によってさまざまなので、事前にチェックしてみると良いでしょう。

アルバイトが休憩時間も働いたときは時給はもらえる?

アルバイトの仕事が忙しくて休憩時間も働いた場合、時給はもらえるのでしょうか。

結論から申しますと、時給はもらえます。

もしアルバイト中休憩時間を取らずに働いたのにもかかわらず、給料が振り込まれていない場合はバイト先は賃金を支払う義務があります。
また、休憩時間内で電話対応などを行った場合も勤務時間となります。

しかし、労働基準法では1日の労働時間が6時間を越える場合は45分以上、8時間を超える場合には60分以上の休憩を与えるように定められているため、忙しくても休憩は取るように心がけてください。
疲れが溜まってきて仕事の効率や生産性も下がりますので、休憩時間を取る事は大事なのです。

ただし、6時間以下の労働の場合は休憩時間は義務付けられていません。

ちなみに一日の労働時間が8時間以上になる場合は、原則として25%の残業手当がつきますので、知識として覚えておいてください。

休憩時間中に呼び出されたときは…

飲食店や販売業などはお客様相手の仕事なので、どうしても休憩時間内で人手不足になったり、休憩を取る前に声をかけられて接客することになる場合があります。

ではそういった場合でも時給は発生するのでしょうか。

もちろんこの場合でも労働時間とみなし、時給が支払われる決まりになっています。

休憩時間とは、そもそも法律で「労働者の権利として労働から離れることを保障されている時間」と定義しています。

この事から、休憩中に接客などで仕事に呼ばれた場合は労働している事になりますので給料が発生するのです。

そして、労働から離れることを保障されている時間なのですから、休憩時間中にメールや電話での対応をすることも休憩時間とはみなしませんので時給が発生します。

仕事の支持を待っている待機時間に関しても、労働から離れることを保障されているわけではないので時給は発生します。

もし休憩時間中に労働が発生した場合は、他の時間に完全に労働から離れた休憩時間を設けてもらうべきでしょう。

アルバイトの休憩時間は法律で決まっているの?

先ほども述べましたが、アルバイトの休憩時間は法律にてしっかりと定められています。

労働基準法第34条では「労働時間が6時間を越え、8時間以下の場合は45分」「労働時間が8時間を超える場合は少なくとも1時間」と休憩時間を取る事を定められているのです。

休憩時間は時給が発生しないのに拘束時間となります。
労働時間が6時間以下の場合は休憩を取る必要がないので、短時間勤務を考えている人はこの事を覚えておいてください。

しかし、労働基準法第34条で定められている休憩時間より少ない休憩時間を設定したい場合は、あらかじめ雇用者と労働組合もしくは労働者の代表間で書面による協定を結んでいれば可能になりますので覚えて置いてください。

職場によっては休憩時間を分割して取るようにいわれる場合があります。
これは常識の範囲内での分割で、休憩時間を守っていれば法律的には問題はありません。
休憩時間ではなく、給料に含まれる休息時間を設けている会社もありますので事前に確認してみる事が大事でしょう。