体育の時間に行う走り高跳びで、ベリーロールで飛ぶことって難しいですよね。どうしても正面から飛ぶことができないという人も多いようです。
では、ベリーロールで飛ぶためにはどんな練習をすればいいのでしょうか?より高く飛ぶためのコツとは?
走り高跳びをベリーロールで飛べるようになるための練習法とより高く飛ぶためのコツについて説明します。
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走り高跳びのベリーロールのメリットと基本の練習法について
子供の頃、学校の体育科目で走り高跳びをした経験ある方は多くいると思います。
走り高跳びには飛び方が3種類ありそれぞれの飛び方の名前を「背面跳び」「ベリーロール」「はさみ跳び」と呼びます。
簡単に説明しますと、背中の面から飛ぶかお腹の面から飛ぶか足で挟んで飛ぶかの違いです。
わたしは、背面跳びの背中を反るコツがつかめずにベリーロールのみで飛び続けてましたが、ではこのベリーロールでのメリットはどんなものでしょうか。
ベリーロールは正面から飛び込むので助走をそのまま生かして飛ぶことができます。
飛び方さえ極めてしまえば、高く飛ぶことは夢ではありません。
あとは、地面側を向いて飛べるので、飛び込むことへの恐怖は背面跳びより少ないのではないでしょうか。
練習方法は色々あるかと思いますが、基本的には正面を向いて飛ぶということに慣れることです。
走り高跳びをベリーロールで高く飛ぶための練習法とは
では、どうすれば高く飛ぶことができるのか色々な方法があると思いますが、わたしなりに紹介していきたいと思います。
- 高さに慣れる
これは高跳び全般的に言えることで基本的には最初に克服しなくてはならないところで、正面から飛ぶときには下を見た形で飛び込むので、恐怖心を克服するために低い高さから徐々に高さをつけて飛んでいきましょう。 - 助走をつけて
高く飛ぶうえで大切なのは助走です。走り込まず急にその場で高く飛び込もうとするほど難しいですよね。なので、脚力を付けておく必要があります。
身近にあるものとして、自宅でも練習できるのは「縄跳びを使った方法」です。
これは想像したとおり、たくさん飛ぶことで足の筋肉が発達し脚力をつけることが可能となります。
片足飛びから両足とびといったように飛び方も工夫することでより脚力アップにつながると思います。
走り高跳びのベリーロールの練習法は手の使い方と踏み切りがポイント
高く飛ぶのに必要な練習はまだまだあります。
両手でしっかり踏切のバランスをつける。
脚力がとても大切とされるベリーロールですが、実は踏切の際の手の状態もとても重要です。
両手をしっかり振って飛び込むことに寄って助走が生かされより高く飛ぶことが可能になります。
最後の踏切。
これは、脚力をつける練習でも生かされますが、飛び込みまでの最後の2歩が重要です。いくら助走をつけることができても踏切が合わないと棒に突っ込んでしまいますよね。
踏切にはリズムが必要なので、練習を重ねることで自分にあった1,2の踏切リズムを取得することができます。
あとは、飛び込む時の気持ちを強く持って挑むこと。
「怖い」「高すぎる」など弱い気持ちではなかなか距離を伸ばすことは難しいですよね。「絶対この高さをとんでみせる」といった強い気持ちをもって挑戦することも忘れないように心がけて下さい。
走り高跳びは慣れるまでは80%の力で助走するようにしよう
走り高跳びでは飛び方によって練習方法も変えていかなくてはなりません。
走り高跳び初心者ならば、技術を必要とする背面跳びからチャレンジするのではなく、ベリーロールやはさみ跳びを低い位置から安全に練習することをおすすめします。
ただ、すべての飛び方には共通するポイントがあって、「助走する」ということです。
やはり高く飛ぶには助走なしでは難しいので、それぞれの飛び方にあった助走方法を練習しなくてはいけません。
助走をつけて練習する場合、最初はゆっくりから初めましょう。
コツを掴む前に精一杯の助走で練習をしてしまうとリズムを掴むのに苦戦してしまうからです。
リズムがつかめてきたら徐々にスピードを上げ、踏切を固定し、それぞれの飛び方に合った正しいフォーム(腕の位置など)をみにつけていきましょう。
そして、全力疾走ではなく若干の余裕をもった助走をオススメします。
走り高跳びのベリーロールと背面跳びの歴史について理解しよう
一般的に多く利用されている飛び方として「背面跳び」と「ベリーロール」がありますが、そもそも走り高跳びの飛び方はいつの時代どのようにして生まれたのかわからない人がほとんどかと思いますので、諸説あるようですがわたしの知ってる範囲で少しだけ紹介したいと思います。
19世紀頃にスコットランドで行った試合が最初の記録でした。
当時は「正面飛び」「はさみ跳び」が主流だったとされています。
1956年にはベリーロールが誕生し、最後に背面跳びが誕生したようです。
歴史としては、やはり技術を要する背面跳びが1番遅いのですね。
確かに、初心者が急にきれいなフォームの背面跳びを飛ぶということは難しいので走り高跳びという競技が主流かされ、いかに高く飛ぶにはどういったフォームが適しているかと考えた結果の「背面跳び」なのは納得がいく気がしますね。
棒高跳びの飛び込んでから棒を確認し落ちずに成功した時の達成感は素晴らしいものですよね。是非、無理のない限りで色々な飛び方に挑戦してみて下さい。