会社や自宅に、営業の電話がかかってくることがありますよね。
その電話がしつこい!と感じている方も多いようです。
電話を切ろうとしても、なかなか切らせてもらえないと忙しい時はイライラしてしまうこともあるでしょう。
営業の電話が断りにくいと感じている方に、上手な断り方を教えます。
大事なことは、ハッキリと断ることなんです。
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営業の電話がしつこい!と感じたときの対処法
営業の電話を断る方法は、ズバリ「キッパリと断る!」ことです。
「結構です」や「検討してみます」など、あいまいな表現で返答すると、付け入る隙を与えてしまいます。
「申し訳ありませんが、こちらでは必要ありません」
「営業は断るよう上司から申し付かっております」
「弊社では、新規のお取引を控えさせて頂いております」
このように、断る意思が明確な返答としましょう。
多くの営業マンは、はっきと断られると引き下がってくれるものです。
それでも食い下がってくる必死の営業マンには、さらにはっきりとした言葉で断りましょう。
「必要があれば、こちらからお電話致しますので、今後のご連絡は不要です」
「恐れ入りますが、お電話を切らせて頂きます。失礼致します」
向こうから電話を切ってくれない場合には、「失礼します」と一言添えて電話を切れば、マナー上失礼には当たりません。
営業のしつこい電話の対してNGなこと
しつこい営業電話に対して、一応失礼が無い対応で断ろうとしますよね。
しかし相手も営業のプロ。こちらが断っているつもりでも、上手く会話につなげられダラダラと電話を切るタイミングがわからなくなってしまいます。
まず、曖昧な表現はせずに、はっきりと断ることです。
そしてよく使われる「担当の者は、ただいま席を外しております」という返しは「いつ頃戻られますか?」といった繋げ方をされ、何度もかけてこられることに。
この表現は営業電話の断りには適さない言葉だといえます。
怪しいな、と思ったら早めに「恐れ入りますが、どのようなご用件でしょうか?」と用件を確認しましょう。
失礼な態度を取っていたら、実は取引先だった…なんてことは困りますしね。
そして、しつこい電話にイライラして有無を言わせず電話を切りたくなってしまうかもしれません。
しかし、そのガチャ切りが会社のイメージ低下を招く可能性も。いくらしつこい営業電話でも、ガチャ切りはやめましょう。
営業マンの電話がしつこい・・・。その裏側
営業マンやテレアポ(テレフォンアポインター)は、1日に何件くらい電話をするか知っていますか?
ある営業マンは、週5日の出勤で外回りを終えたあとの午後6~9時の時間が営業電話をする時間になっていたそうです。
1時間に10分の休憩を挟んだとしても150分。
土日や祝日には、休憩時間以外、1日中営業電話をしていたそうです。
その会社では、新人は50分に50~100件の電話をかけるよう指示されていました。
短いやり取りでも、会話が成立していたらそんな数はこなせません。それだけ電話をかけて相手が出たとしても、社名や用件を言っただけで速攻で着られる可能性が高いということ。
電話をいくらかけても、切られ続け、切られても落ち込むようなヒマもなく次の電話をかける。
そんな状態ですから、少しでも話を聞いてくれそうだと思った相手には、必死で食い下がるわけです。
営業のしつこい電話は犯罪になる?
しつこくかかってくる営業の電話。会社に何度もかけてくる営業電話は、営業妨害のようだと感じることがあるかもしれません。
非常にしつこい営業電話は、迷惑行為以上の「犯罪」には当たらないのでしょうか。
弁護士によると、一般的な営業・勧誘セールスの電話が刑法上の「業務妨害罪」の適用になることは、ほとんどなく「極めてまれ」であるといいます。
その理由は、「業務妨害罪」では、業務の妨害手段が「偽計」または「威力」を用いていることが前提だからです。
「偽計」は、勘違いや相手が良く知らないことを利用して、あざむいたり騙したりすること。
嘘の出前注文や、繰り返す無言電話などがそれにあたります。
「威力」は、人の意思を制圧するような行動や言動を伴うものです。店内で大声をあげて業務に支障が出た場合などです。
営業電話が罪に問われる「極めてまれ」なケースとしては、「相手の勘違いを誘う、困惑させるような力を誇示した」「長時間電話を切らせない」といった場合に「業務妨害罪」が当てはまる場合もあります。
電話やラインがしつこい男ってこんな男
ちなみに、女性が電話やLINEなどで「しつこい男性」と思ってしまうのは、次のような行動です。
- 連絡が頻繁にありすぎる
- 冷たい態度を取って距離を置いているのに気づかずに、しつこく連絡してくる
- 自分に謎の自信があり、本気で迷惑だと思っているのにわかってくれない
- きっぱり振ってもグイグイ言い寄って来る
- 細かく行動を把握したがり、逐一事細かに予定を確認してくる
営業電話のしつこさと、女性が嫌がる電話のしつこさには共通点があるような気がしませんか?
もちろん営業電話は仕事で仕方なくかけているとは理解していても、やっぱり迷惑なもの。
とにかくキッパリ断り続けることが必要なのも同じかもしれません。
ついつい相手に乗せられないようご注意を。