子供の剣道を上達させるにはどのようなコツやポイントがあるのでしょうか?
まずは、子ども自身に目標を持たせることが上達する近道と言えるでしょう。目標に近づくには練習しかありません。
いかに、目標を意識して練習するかが大切です。ではいったいどんな練習をしたらいいのでしょうか?剣道の基本となる、足さばきと素振りの練習方法を紹介します。また、子供が目標を掲げやすいようにこのような方法で日頃の剣道と向き合わせるといいでしょう
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子供の剣道の上達には目標を持たせることが大切
子供の剣道の上達には目標を持たせることが大切です。
剣道が強い人は、どういう剣道をしたいのか、どこを強化したいのかという具体論を持って取り組んでいます。
目標もなくただ頑張るという気持ちで取り組んでいる人はなかなか上達しにくいのです。
ただ勝つためという目標を持って稽古に取り組んでもモチベーションが保てませんし、身も心も持ちません。
剣道の基礎を徹底的に伸ばすことを重要視して練習させることが大切
このように練習をさせることでやる気や自主性が生まれます。
目先の勝敗を目標にするのではなく、ひとりひとりのスキルアップを目標にすることで、子どもたちがしっかりと成長していくことができ、さらに心の余裕を持つことができるのです。
子供の剣道を上達させるためには、目標を持たせて子供たちひとりひとりの意識を変えてあげることが大切です。
やる気があり、練習に対して自主性のある子は必ず伸びます。
子供の剣道が上達するかは指導の進め方にもかかっているのです。
子供の剣道が上達するポイント
子供の剣道が上達するポイントは、タイミングを見極められるようにすることです。
タイミングを見極められるようにするためには、基本の稽古法の他に感覚を磨く稽古法にも取り組まなければいけません。
どれだけ綺麗な面打ちができるようになったとしても、打つべきタイミングがわかっていなければ何も意味は無いのです。
綺麗な面打ちができても工夫無く打ってしまえば簡単に避けられてしまうのです。
その子よりも実力が下の相手には通用するかもしれませんが、上達するためには常に同等以上の相手に通用する技を身につけなければいけませんよね。
格下に満足してしまったらそれ以上上達はできない
小学生くらいなら、まだ経験が浅いので打つべきタイミングはわからない子の方が多いので、指導者はタイミングを掴ませる練習を考えると良いです。
子供に打つべきタイミングと言ってもなかなか理解できないと思うので、相手が技を打とうとする瞬間、こちらの技を避けようとする瞬間がポイントだと意識させましょう。
どうしてもタイミングを見極めることができない子には、払い技やすり上げ技を習得させるのも良い方法ですよ。
子供の剣道を上達させるのに必要なのは足さばき
子供の剣道を上達させるのに必要なのは足さばきです。
この足さばきが重要となります。
すり足をするときに最も注意することは平行移動です。
平行移動は頭が上下しない、肩の位置が上下しない、剣先を動かさないということです。
最後の剣先を動かさないということは最も難しいことなのです。
送り足が上手な人は、上半身だけを見ていると歩く歩道に乗っているように見えるくらい平行移動しています。
送り足をするときに平行移動するためには、一歩一歩を小さくすることが必要になります。
大きく一歩を踏み出すと体の上下が大きくなってしまいます。
なので、小刻みに動くことで平行移動を可能にすることができるのです。
相手との攻め合いの中で大きく間合いを詰めようとすると動作が大きくなり、相手に次の行動を悟られる可能性が高くなってしまうのです。
歩幅が大きいと姿勢を戻すことにも時間がかかってしまうので、歩幅を大きくするということは危険も大きくなってしまうということなのです。
剣道の上達に欠かせない毎日の練習家でできる事
剣道の上達には毎日の家での練習が欠かせません。
家の庭で素振りをすることも良い練習なのですが、もっとお手軽な手首だけで手の内を意識した素振りをする練習をすることも良いです。
冴えのある打ちを求めていくと、最終的には手首の使い方が大切になるのです。
家にあるもので剣道の練習を
雑誌やクッションなどを手首の力だけでたたくことによって冴えのある打ちができるようになります。
この練習方法ならテレビを見ながらなどのながら練習ができますし、狭い場所でも行えるのが良い所です。
子供の剣道ノートに自主練習のメニューや、練習後の反省、明日の練習で頑張ることなどを書かせることで、子供の練習へのモチベーションや意識が変わり、さらにその子の気をつけていることを理解して指導することができるので、的確な指導で上達が速くなります。
子供や大人ということは関係なく、練習後の反省点を細かく考えて書き出すことで何がいけなかったのかを自分自身で見直すことができ、次の練習ではどうすると良いのかと考えることで次の練習へと繋げていくことができるのです。
子供の上達に役立つのはわかりやすさ
子供の上達に役立つのはわかりやすさです。
子供は私達と同じように理解することが難しいので、わかりやすく教えることが大切になります。
自分の動きの反省をする時に、ただ言葉や私達が見たままのことを伝えても理解しにくいので、実際に動画で自分の動きがわかるように撮って見せることで理解しやすくなります。
練習風景などではなく、その子の動きをしっかりと撮影してあげたものを資料にして指導してあげましょう。
剣道では試合後に対戦した相手に講評を聞きに行く
これは絶対にしなくてはいけないということではないのでもちろんやらない人もいますが、これをすることで自分が負けた原因は何だったのか、良かったところはどこなのかを分析することができ次に活かすことで少しずつ強くなっていくのです。
剣道だけではありませんが、自分や相手のことを考えることは上達するために大切なことなので、分析力をつけると良いですね。
子供の剣道の上達には目標とわかりやすい指導と分析力が必要
モチベーションを上げるためにも目標を持つということは大切なことですし、指導をしているのにわかっていなければ何も意味は無いのでわかりやすい指導も大切で、さらに自分や相手の剣道に対しての分析する力も上達していくために大切なものとなります。
子供がなかなか上達しないのは指導者の責任
その子の力を最大限に引き出せていないということです。
指導する側も大変なことばかりですが、子供の剣道を上達させるためには、子供と同じ目線に立ってあげなければ教えてあげられないこともあります。
この3つのポイントをおさえて質の良い指導をしてあげられるように心がけましょう。
指導をするときは剣道の魅力や楽しさも交えて教えてあげると、子供のモチベーションに繋がりますよ!