電話をしていて相手の声が聞こえない時は、一旦電話を切った方が良いという場合があります。その際は、どのような切り方をしたら良いのでしょうか?
相手の声が聞こえないからといって、ガチャッ!と切ってしまうのはNGです。もしかすると相手にはあなたの声が聞こえているかもしれません。
例え相手の声が聞こえていなくても、電話を切る際には一度断りを入れるようにしましょう。
ここでは、電話の切り方のマナーについてご紹介いたします。
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電話に出たけど相手の声が聞こえない…そんな時の電話の切り方
仕事において電話を取った際に、相手の声が聞こえない・・・ということがありますよね。
その電話をいたずらだと思ったり、電波が悪いから聞こえないんだ!と思って「ガチャッ!」と切ってしまっている方、いませんか?
聞こえないから切った!と思っているかと思いますが、それはあなたを主語にして考えた場合の話です。つまり、相手も同じように聞こえていないのか?聞こえていたのか?ということはわからないのです。
もし相手にあなたの声が届いていた場合は、「もしもし?私、○○と申します。聞こえま・・・」『ガチャッ!』といった感じになっているのです。
そうは言っても、きっと相手だって自分の声が届いていなかったんだとわかってくれるはずだから、大丈夫!と思うかもしれません。
確かにわかってもらえるかもしれませんが、正直ガチャ切りされるというのはなかなか気分が悪いものです。
ではどうすれば良いのかと言うと、相手の声が聞こえない場合はその旨を伝えて断りを入れてから切りましょう。
「大変申し訳ないのですが、お客様のお声が届いていないようですので、一旦切らせていただきます。失礼致します。」と言ってから、そっと受話器を置きましょう。
きっと相手はもう一度かけてくれるはずです!
電波が悪くて電話が聞こえない!そんな時の切り方やかけ直しのマナーとは
電波が悪くて電話が聞こえない!なんてことがありますが、どちらも地下にいる場合の時はどちらの電波状態が悪いのか、わからないこともあります。そしてこのケースであれば、お互いに自分の電波が悪いと思いがちです。
電波が悪いと自然に切れてしまうことが多いですが、あまりにも相手の声が聞き取れないという場合には切ってしまっても失礼では無いでしょう。
どちらからかけ直すべきかについては、最初にかけた方がかけ直す方が良いでしょう。固定電話でもビジネスマナーではこのようになっているので、合わせたほうが良いと思います。最初にかけた方は相手の電話番号も確実に知っていますしね。
電話を受けた人がかけ直そうとしてしまうと、お互いに受話器を上げた状態になっていて話中になってしまう可能性があります。
かけ直して繋がった際には、「先ほどは電話が切れてしまい失礼致しました。」と一言添えましょう。
電話が聞こえない時でも、切り方や相手を責めるような言い回しには注意!
仕事の電話をしている際に、相手が言っていることが聞き取れないことってありますよね。話しを理解する為には聞き返す必要があるのですが、聞き方が悪いと相手も責められているように感じてしまう可能性がありますので、注意しなくてはいけません。
一番良いのは、「申し訳ございませんが、お電話が遠いようで・・・」「電波の調子が悪いみたいで・・・」と言って機械の調子が悪いということを理由にしましょう。そうすることで、「悪いのはあなたでは無い」ということを示すことが出来ます。
「声が遠いようなのですが」というのはNGです!先ほどの言い回しと変わらないように聞こえるかもしれませんが、「声」という言葉を使うことで相手の声が小さいというニュアンスが出てしまうのです。同じように「すみませんが聞こえませんでした。」なんていうのもダメですよ。
実際に相手の声が小さくて聞こえなかった場合でも、「もう少し大きな声で話してください。」というのは失礼にあたるのです。仕事の電話においては、少しでも相手を不快にさせるような言い回しはしないように注意しましょう。
ビジネスマナーの基本!電話の切り方とは
電話を切る際は、切るタイミングというのもとても重要になります。電話を切られる際の音というのは気持ちが良いものではありませんので、相手が電話を切ってから切るようにするのがマナーです。
電話の応対が良かったとしても、最後に「ガチャッ」と切られてしまっては印象が悪くなってしまいます。最後の切り方一つで「感じの良い応対だったけど、本当は面倒くさくて早く切りたかったのかな・・・」なんて思われてしまう可能性だってあるのです。
最後まで気を抜かずに、出来ることなら相手が電話を切るまで待つようにしましょう。
ただ、相手もこのマナーを心得ている場合にはお互いになかなか電話を切らないなんてこともあります。
そういった場合は、先に電話をかけた方から切るようにしてください。そして電話を受けた方は、相手が切ったことを確認してから切るのです。
もし、お互いにどうしても切るに切れない感じになってしまった場合には、一言「どうぞお先にお切りください。」と言って譲ってください。
電話を切る際、こんな切り方をしてはいけません!
電話を切る際に、自分のタイミングで切ってしまう人がいます。自分の用件が終われば、すぐにブチッと切っても良いと考えているのです。
相手がまだ話そうとしているのも気にせず、「失礼します」と言おうとしている「失礼しま・・・」くらいで切ってしまうのです。
もしこれがお客様相手であれば、クレームになってしまう可能性だってあります。使っている電話が固定電話であれば「ガチャッ!」という音も聞こえるので、更に最悪です。
相手が不快な気持ちになるのは当然です。
その為、電話を切る際のタイミングは相手に合わせるようにしてください。出来れば相手が電話を切ってから切るようにしましょう。
逆に相手が「ガチャッ!」と切るタイプの人であった場合は、自分の耳を守る為にも切られる直前に耳から受話器を離しましょう。
そんな風にしてでも、電話は相手から切るのを待った方が良いのです。