ボクシングのルールの中でもわかりにくいダウンについて徹底解説

テレビなどでボクシングを見ていても、ルールがよくわからないという人も多いと言います。

中でも「ダウン」については一番わかりにくいのではないでしょうか。

今回はボクシングのルールについてわかりやすく説明します。ダウンだけではなく、反則やラウンドなどに関するルールについても説明します。

ここでルールがわかれば、テレビで放送されているボクシングの試合を今まで以上に楽しんで観ることができるでしょう。さっそく読んでみて下さい。

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ボクシングのダウンに関するルールについて詳しく説明します

突然ですが、KO(ノックアウト)と、TKO(テクニカルノックアウト)の違いはわかりますか。
わかっているようで、意外と知らないKOととTKOの区別。
これが見てわかるようになれば、何気なく見ているボクシングの試合も、見どころが1つ増えて楽しめるのではないでしょうか。

ボクシング基本のルール、KOとTKOの違い

こちらの説明を観戦の際の参考にしていただければと思います。
ざっくり分けると、KOはカウントアウトによるもの、またはそれに準ずるもの。
TKOは、KO以外のものとして考えるとわかりやすいです。

KOの定義

  1. ダウンして、10秒以内に試合続行が不可能な場合
  2. ラウンドを開始して10秒経っても、試合をしない時
  3. 1ラウンド中に、有効打で3回ダウンがあった場合(4回戦は2回でKO)
  4.  有効打でフロアに落ち、20秒以内にリングに戻ってこられない場合
  5. 有効打でダウンし、レフェリーがカウントしている時に、セコンドがタオルを投げ入れた時

TKOの定義

  1. 有効打による負傷で、試合の続行がこんなんだとレフェリーが判断した場合
  2. 実力の差が大きく、一方のボクサーが甚だしくダメージを蒙って試合を停止した時
  3. ラウンド進行中にチーフセコンドがタオルを投入、もしくはラウンドとラウンドの間に棄権を申し出て、レフェリーが認めた場合
  4. ドクターストップがかかった場合
  5. 反則を犯したボクサーが負傷し、試合が停止になった場合
  6. ダウンのカウントの途中でレフェリーが試合を停止した時

間違えやすいのが、KOの5番とTKOの6番です。
KOでは、レフェリーが試合続行可能と判断しカウントをとっていますが、TKOの場合にはカウントの途中でレフェリーがカウントをやめ、続行不可能と判断することになりますので、その点を押さえておけば混同しなくてすみますね。

ボクシングのダブルノックダウンとダブルノックアウトの違いについて

次に紹介するのが、ダブルノックダウンとダブルノックアウトの違いです。
言葉が似ているので、混乱してしまいそうになりますが、状況は全く異なります。

ダブルノックダウンとは

両者の攻撃によって両者がダウンした状態のことを言います。

ダブルノックアウトは、ダブルノックダウンの状況で、

  • 両者ともに10カウント以内に立ち上がれない場合
  • 両者ともに、ラウンド中3回めのダウンだった場合
  • 両者ともに、意識を失っているなどして試合の続行が困難とレフェリーが判断し試合を停止した場合

となります。

ダブルノックアウトは、ダブルノックダウンの状況下で起きることなので、ダブルノックダウンが起こらない場合には起こりえないことなのです。

ダウンした選手に攻撃することは反則になります

ボクシングのルールは、アマチュアとプロで大きくは変わりませんが、反則行為についてはアマチュアの方がより厳格に判定されると言われています。

アマチュアでは、ダウンに関する反則行為がある

基本的にダウン中はレフェリーによって試合が中断されます。この時ボクサーは、ダウンした相手が立ち上がるのを待たなければいけないのですが、ダウン中に相手を攻撃したり、相手が完全に立ち上がる前に攻撃をしたりすると、反則行為として扱われます。

レフェリーがカウントを数えている間は、ボクサーは最も遠いニュートラルコーナーで待機しているというのが決まりになっているようです。

なかなかテレビでは見ることがない状況ですが、もしも見かけたときには、「今のは反則行為だな」と思いながら見てみると、審判目線で試合が楽しめますね。

ボクシングの採点方法や採点基準にもルールがあります

ボクシングの基礎知識として覚えておきたいのが、採点についてです。
試合の際にはリングサイドにジャッジが3名座っており、ラウンドごとに10点満点で採点をします。

ボクシングの採点方法

10ポイント・マスト・システムというルールに則って、勝っているほうには必ず10点をつけるので、交互の時には10対10、一方が勝つと10対9となります。
ダウンがあったときには10対8、2度のKOがあると10対7、3度目のダウンがあると10対6となり、それ以下の場合にはレフェリーが試合を止めるので、10対5以下になることはありません。
試合が判定になった場合には、ラウンドごとの点数を集計して、ジャッジ2名以上が支持した方が勝者になるのです。

採点の基準

  • 有効打によって、どちらがより深いダメージを与えたか
  • どちらが積極的に攻撃をしていたか(単なる前進による攻めはこれに入りません。)どちらがより、ディフェンス技術を駆使して相手の攻撃をかわしたか(攻撃がない時の単なる防御はこれに入りません。)
  • リング・ジェネラルシップにおいて、どちらが正々堂々としていたか。戦術に優れているもの、主導権を握っていた者はどちらか。
    などがあげられます。

普段何気なく見ている判定の場面も、採点基準が分かれば、自分なりの優劣をつけることも楽しめるようになりますね。

ボクシングのラウンドや階級制に関するルールについても覚えておきましょう

ボクシングのラウンドは、男女で分かれています。
男子の場合は1ラウンド3分(女子は2分)で、ラウンドの間に1分間のインターバルがあります。
ラウンド数は6種類あり、選手のライセンスによって決まります。(ラウンド数は4,5,6,8,10)
12ラウンドは、東太平洋タイトルマッチと世界タイトルマッチのときにのみ実施されることが日本では決まっていますよ。

個人の体格の公平性から、体重によって階級が分けられることはご存知だと思います。
階級ごとにランキングがあり、トップはチャンピオンになります。
世界チャンピオンは4つの団体にそれぞれ存在し、WBAチャンピオン、WBCチャンピオン、WBOチャンピオン、IBFチャンピオンとなります。

階級は、男子では17階級に分けられており、一番軽いのがミニマム級(47.62kg以下)、一番重いのがヘビー級(90.72kg以上上限なし)となっています。
また、階級によって使用するグローブの重さも決まっていますよ。

なかなか細かいルールまで知ることは難しいかもしれませんが、基本となるルールが理解出来ると、より楽しくボクシング観戦が出来ますね。
1つ違った視点で、観戦してみてください。