刑事ドラマなどを観ていると、警察が覆面パトカーに乗ってあんぱんを食べながら張り込みしているシーンってよくありますよね。
しかし、現実でも同じような張り込み方法なのでしょうか?場所はどうやって決めている?本当に覆面パトカーを使って張り込みするの?
警察の張り込み方法とそのルールについて詳しく調べてみました。
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警察の張り込みの方法って決まっているの?
刑事ものや推理もののテレビドラマや映画でよく描かれるのが、刑事による尾行や張り込み。実際にも使われる捜査手法であり、刑事訴訟法でも認められた犯罪捜査の一つです。
尾行は特定の人物の後をひそかに追尾するもの。張り込みは、生活圏や行動圏の中で、特に自宅や勤務先などに重点を絞りその行動を監視します。
この場合、ひと目で警察車両だとわかるパトカーだけでなく、一般車両と同じものをつかって車の中で待機・監視を行うのです。
状況によっては周辺住民などの協力の下、提供された空き部屋などから監視を行うケースもあります。
逮捕状が出ている場合や、すぐになんらかの犯行が行われるといった緊急性がある場合を除き、対象を監視することに徹することになります。
このように尾行や張り込みを行い集められた情報は、重要な捜査情報として犯罪の解明に利用されるのです。
警察の張り込み方法…実は覆面パトカーは使わない?
ドラマでは個性的な刑事が登場して張り込み中の覆面パトカーの中で、タバコの吸殻を山盛りにしていたり空のコーヒーが乱立している場面が描かれますが、現実はそうではありません。
張り込みのために覆面パトカーは使いませんし、社内で軽食を頬張るのもフィクション。
住宅街の路上駐車にいつまでも乗ったままの男が2人…というのは、さすがに違和感があって逆に目だってしまいます。
食事は通常、一緒に操作に当たっている相方と相談して外食するのが普通。
捜査用の車は、あくまでも普通の車と見た目は変わらないので駐車場に止めていても、警察だとは気付かないでしょう。
ちなみに覆面パトカーは交通課に属さないので、運転中は取り締まりなどをすることもありません。待機中は雑談程度をするくらいあるでしょうが、緊急走行が必要な状況になれば真面目に警察官・刑事としての仕事をしているのです。
警察の張り込み方法にルールはあるの?
張り込みを行う場合の場所の決め方は、次のようなことが考慮されている
- 対象者の状況が見やすく周囲の一般人に気付かれにくい
- 対象者がいる住居や建物への出入りが見やすい
- 対象者がよく使う通り道や特定の場所
- すぐに逮捕活動が可能であること
張り込みには、容疑者や対象者の住居周辺や立ち寄る可能性が高い場所の周辺に張り込む場合などの「外張り」
容疑者の住居に直接張り込む「内張り」
警察車両意外の車両を使う「流し張り」などがあります。
また、共犯者や家族などの協力が得られる場合は、張り込み場所に誘い出すといったケースも。
張り込みは基本的に2人組みで行われ、張り込み場所の土地や場所にいても違和感のない服装が求められます。また、暗がりや人ごみをうまく利用して目立たないようにしなければなりません。
人通りの少ない閑静な住宅街など、外での張り込みが難しい場合には協力者による内張りが必要になります。出入りできる場所が多いケースでは、張り込む人員も多く必要になります。
警察に張り込みされて逮捕される時とは?
逮捕にも状況によって複数のパターンがあります。
【現行犯逮捕】
ケンカで人を殴り、その場で逮捕される。交通事故で人を轢いてしまい、警察や救急車を呼んで対応したあと逮捕される、などのケースです。その他、万引きや痴漢などがあります。
【通常逮捕】
自分が犯罪に関わっている自覚のある・ないに関わらず、警察が下調べを行った結果として逮捕状請求されていた場合、突然警察官がぞろぞろとやって来たと思ったら、逮捕状を示されてその場で逮捕、となります。
【緊急逮捕】
重大な犯罪や凶悪な犯罪を犯したことが明確で、すぐに逮捕する必要が法的に認められた範囲である場合に行われる逮捕です。
いずれの場合も逮捕された時点から、身内などへの連絡も制限されてしまうことになります。
警察に関するウワサの真偽についてお答えします
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これは完全にウソ。警察官は職務上の守秘義務があり事件や操作の内容を第三者に漏らすことは禁じられています。被害者・容疑者の個人情報や人となりを世間話のように話すなんてありえません。