家に神棚を設置しようと思っている、または設置したばかりの人は、お供え物を上げる順番について悩むこともありますよね。お供え物をする時にはどんな順番でお上げするのが良いのでしょうか。
神社ではどんな決まりがあるの?神棚を設置する時のポイントや、参拝方法も知りたい!
そこで今回は、神社の神棚へお供え物をお上げする時の順番とお供え物の種類、神棚の設置場所などについてお伝えします。
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順番をチェックする前に!神社のお供え物は何を供えるの?
これから家に神棚を設置したい時や、設置したばかりの時には、いろいろとわからないことが多いですよね。
神棚のお供えには決まりごとがあります。
まずは、お供えする品からご紹介します。
お供えするのは「米・塩・水」です。
これらは神饌(しんせん)と言い、神様の食事にあたりますので毎日お供えします。
また、お仏壇のように野菜や果物、お菓子をお供えすることも出来ます。
そちらは毎日お供えする必要はありません。
また、お神酒を思いつく方もいると思います。
お神酒は最高のお供えとされていますから、家庭内のお祝いやお正月など特別な事柄の時にお供えすると良いでしょう。
お供えの3つの基本ついてご説明します
- 米
お米は生米のままでも、炊いたものでもお供えして大丈夫です。
どちらでお供えしても、神様のお下がりを捨てるのは失礼にあたるので、有難く頂きましょう。
お米は太陽を浴びて育つので、光のエネルギーの塊とされています。
また、火のエネルギーの塊とも言われます。
そのエネルギーを神様に捧げる気持ちを持ってお供えするのが良いでしょう。 - 塩
塩は海水から作られた天然塩を使いましょう。
塩には祓い清める力があるとされています。
その力は物だけではなく、人にもはたらくそうです。 - 水
蛇口から朝一番に出した初水を、器の8分目ほど入れてお供えします。
最近ではミネラルウォーターや天然水をお供えする方もいます。
水は水のエネルギーを神様に捧げることになります。
これら3つには祓い清める作用とエネルギーを宿す働きがあるそうです。
神社のお供え物を並べる順番は?
準備したお食事を早速にお供えしましょう。
でも、ちょっと待ってください。
実は、順番が決まっているのです。
お供えする前に順番を確認しておきましょう。
まずは米です。
次は塩です。
お神酒がある場合には、お神酒を先に上げて、次に塩を上げます。
最後に水となります。
神道では正中と呼ばれる中央ラインを最も尊びます。
ですから、中央からお供えをはじめ、基本的には一列に並べます。
一番先に米を中央へお供えして、次は右側に塩、左側に水をお供えします。
お神酒も一緒に一列にお供えする場合には、中央の右よりに米、そして中央の左よりにお神酒、一番右側に米、一番左側に水をお供えします。
配置については地域によって多少違いがあるようです。
神社のお供え物の順番はわかった!じゃあ配置はどうする?
お供えの配置にも決まりがあります。
一列で配置するときには以下のようにします。
先ほども説明しましたが、左から水、米、塩が基本の配置です。
お神酒がある場合には水、お神酒、米、塩となります。
また、お神酒を2つ用意した場合には、基本の配置の両方の外側にお供えしましょう。
その場合、榊は更にその外側になります。
奥行きがある場合には二列にしても良いでしょう。
二列に配置する場合は、御神体に近い中央に米をお供えします。
お神酒がある場合には中央の右よりに米、中央の左よりにお神酒をお供えしましょう。
手前側の列には右側に塩、左側に水をお供えします。
お菓子や果物などをお供えする場合には、開いたスペースでよいとされています。
また、お正月の鏡餅は中央に配置する事が多いです。
家に神棚を設置する時の設置場所は?
これから神棚を自宅に設置したいと考えているなら、設置場所を検討しましょう。
神棚の設置場に気をつけたいポイント
- 人が集まる場所であること
- 神棚の正面が東向きか南向きになること
- 人の目線よりも上の場所で、ドアの上など下を人が頻繁に通らないこと
また、神道では不浄は忌み嫌われますから、トイレの近くなどは避け、清潔な空間を選びましょう。
神棚は神様の住まいです。
人が快適に過ごせるような空間に設置するのが望ましいでしょう。
また、神棚を設置したけど、放って置きっぱなしとならないようにしましょう。
水や米などのお供えの品を取り替えますから、あまり高すぎる場所も控えた方がよいでしょう。
高すぎるとお掃除の時にも大変になります。
手を伸ばして届くくらいの高さで十分です。
神棚への参拝方法は?
自宅に神棚を設置したら、毎日お供えの品を交換して、拝礼しましょう。
できれば家族みんなで行うのが良いでしょう。
自宅の神棚への拝礼は、神社へ参拝に行ったときと同様の作法で行うのが一般的です。
神棚の前で、二拝・二拍手・一拝しましょう。
これが基本的な作法ですが、地域によっては異なる場合もあります。
拝礼の時間は特に決められてはいないので、いつでも出来ます。
お参りしようと思ったらいつでも、拝礼できます。
「お参りしよう」という気持ちがもっとも大切ではないでしょうか?
神棚を設置したけど、なんとなく置いてあって、年末だけは掃除して鏡餅をお供えしているという家庭は多いのではないでしょうか?
神棚は神様を祀る場所ですから、せっかく設置したのであれば、大切にしていただきたい思います。
神棚のお手入れを家族で当番制にして、お子さんにも手伝ってもらえば、正しい祀り方や拝礼の仕方を自然と身につけることが出来るのではないでしょうか。