学校の用務員の仕事というと、学校の庭の草刈りや清掃といった仕事が目立ちますが、主にどんな仕事内容になるのでしょうか?
また、学校の用務員の仕事とは、その学校によっても仕事が異なることもあるようです。
では、学校の用務員になるには、どうしたらいいのでしょうか?資格などはいるのでしょうか?
そこで、学校の用務員の仕事内容やなるためにはどうしたらいいのか、学校用務員に求められるものなどについてまとめてみました。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
面接で笑顔を褒められたら合格?就職が成功するための心得とコツ
就職活動中の就活生の皆さん、面接で笑顔を褒められたら合格!という考えを持ってはいませんか?就職活動を...
水泳の自由形のコツは息継ぎの仕方とタイミングが重要なポイント
水泳って泳げるようになるまでは恐怖心があります。水中で空気がないことってこんなにも不安になること...
スポンサーリンク
学校の用務員の仕事は、間接的な校内運営のサポート
学校の用務員の仕事と聞いて、まず想像できるのは草刈りや校舎の掃除、お客様へのお茶出しなどではないでしょうか。
学校の用務員は、主に間接的に学校を運営する手助けをしています。その仕事内容は様々で、校舎周辺の環境や、校長の学校運営の方針によって変わります。同じ県内の学校だとしても、学校の環境や方針が違えば用務員の仕事はまったく違う内容になります。
そのため、「学校の用務員はこのような仕事をすべし」といった共通の仕事内容など決められていないのです。用務員に求められるのはそのような臨機応変な対応力です。
特に地方によって大きく仕事内容が変化します。雪国なら除雪や凍結防止の作業があります。南の暖かい地方ではまずこのような仕事は無いといえるでしょう。用務員の仕事内容が知りたい場合は地方を限定して調べる必要がありますね。
学校用務員の主な仕事内容とは
学校の用務員の仕事内容は実に様々ですが、ここにその一例をまとめてみました。
学校の用務員の仕事内容をご紹介
- 環境整備
みなさんは放課後にトイレや教室、廊下などを清掃した記憶はあっても、来客用のトイレや学校の外の排水溝を掃除したり、蛍光灯を替えたりした記憶はありませんよね?そういうこまごました仕事は、全て用務員が行ってくれていたはずです。 - 花壇の手入れ
構内に生えている木の落ち葉を集めたり、花壇の細かい手入れも用務員の仕事です。 - ごみの分別、収集
生徒や児童がゴミ箱に捨てたごみを、綺麗に分別しなおしてから業者に引き渡すのも用務員の仕事です。 - 学校や備品の修繕
学校の壁や床が壊れていても、いつの間にか直っていましたよね。これも用務員の仕事です。椅子や机、体育館に備えられている様々な道具も全て壊れたら用務員が直します。専門の人でなければ直せないようなものは例外ですが、ちょっとした修理で済むものは用務員が直すことが多いです。
学校用務員の仕事内容は、昔と違ってきている?
今と昔では、学校の用務員の仕事にも多少違いが生まれています。かつての学校の用務員は小使や給仕と呼ばれることもあったことからわかる通り、【教員の身の回りの世話】が主な仕事内容でした。しかし現代では時代と共にその仕事内容が変化しつつあります。今はどちらかというと【生徒や児童が安心安全快適に学校生活を送るサポート】という仕事内容にシフトしつつあります。
しかし昔も今も共通していることがあります。それは学校の用務員の仕事は様々な分野に及び、かつ専門的な技術を求められることが多いということです。決して簡単な気持ちで勤まるような仕事ではありませんね。経験が物をいうという部分もありますので、短期アルバイトなどにはまず十分に勤まる仕事とは言えないでしょう。
学校用務員はどうすればなれる?必要な資格は?
学校の用務員の仕事に就くためには、公務員試験に合格しなければなりません。都道府県立の学校なら都道府県庁の試験で、市区町村立の学校なら市区町村役所の試験です。
時期が来れば都道府県庁や市区町村の広報などに、教員採用試験のお知らせが載ります。それに募集業種として学校用務員が載っていれば、募集していることになります。募集していることが確認でき次第、なるべく早く募集要項を取り寄せましょう。必要書類を提出期日までに出したら、あとは試験を受けるだけです。
学校の用務員に必要な資格というのはありません。かなり大きな私立の学校などならわかりませんが、普通の学校ならほとんど無いと言って良いでしょう。
最近は少子化に伴い学校同士の合併などが多いため、用務員の人数も余っている状態です。学校の用務員を目指すのなら、早めの行動と、面接で伝わるくらいの大きなやる気が必要です。
どんな人が向いている?学校用務員に求められるものとは?
学校の用務員の仕事に向いている人の特徴
- 視野が広い
学校の用務員の仕事でやはり1番多いのが、校舎の修繕や掃除です。校舎で修繕が必要な箇所があれば1番に気がつき、迅速に直さなければいけません。修繕が遅れると、その分子どもがそこで怪我をしてしまうリスクが高くなってしまいます。校庭の遊具や校内の様々な道具も手入れを怠るとさびや傷が生じてしまいます。そのわずかな傷みが故障に繋がり、思わぬ事故を呼んでしまう可能性があります。 - 柔軟性が高い
最初に説明した通り、学校の用務員の仕事の内容は実に様々です。どんな仕事を申し付けられても対応できる柔軟性を持った人でなければ務まらないでしょう。 - 根気がある
学校によっては経費の管理などの事務作業を任されることもあります。そのような黙々とした単純作業にも耐えられる根気も、学校の用務員の仕事に就くためには必要です。 - 子どもが好き
通学中の児童の見守りや、時には児童や生徒達の指導にあたることもあります。学校の用務員の仕事の根本にあるのは子どもを守り、子どもが快適に学校生活を送る手助けをするということです。第一に子どもが好きであるということが大前提ですね。