働くことは生きていく上で必要なことではありますが、パワハラを受けることは必要なことではありません。
叶うことなら仕返しをしてから退職したいところですが、その方法によっては自分が困ることもあるかも知れません。
ですので、仕返しを考える際は、それを実行した後の事も考えなくてはいけません。
それに、パワハラの原因をなんとかすれば、退職をせずに済む方法だってあるのです。
そんなさまざまなパワハラへの対処方法についていくつかご紹介しますので、今ツライ状況に置かれている人は、参考にしてみてください。
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パワハラの仕返しをして退職する前に、パワハラ上司について知ろう
上司のパワハラに耐え続けて仕事をしてきたあなた。せっかく仕事に対して意欲的に取り組んできたのに、モラルのかけらもない上司のせいで、その仕事が続けられず、退職しようと心に決めたあなた。
せっかくだから、退職前に何か仕返ししてから辞めたいなんて思ってはいませんか。その仕返し、本当に大丈夫でしょうか。
パワハラにはいろいろな種類が存在する
攻撃的なもの、罵声などで精神的に苦痛を与えるもの、仕事を教えなかったり無視したりすること、無理なノルマを与えられることなどは、もちろんパワハラに該当します。
しかし、こんなことはありませんか。必要以上にプライベートに関わってくる場合、雑用などしか与えられず、仕事に対してあなたが満足しておらず不満に思っているようなら、パワハラに該当する可能性もあるのです。
あなたが上司から受けたパワハラは、一体どんなパワハラですか。
パワハラの仕返しをして退職する前に、こんな対処方法を試してみよう
ただ単に退職前に仕返しをしたいというのでは、上手くいかないこともあるでしょう。方法によっては、自分が困ったり、あなた自信がだめになってしまう可能性も考えられます。
パワハラの対処方法
上司などから身体的に攻撃を受けた場合
それがいつどこで、どの様に受けたのかしっかりとメモして残しておきましょう。言葉での精神的苦痛であれば、それをボイスレコーダーなどに録音するという方法もあります。
怪我をした場合
病院の診断書、もしくは何かが破損した場合は、その写真を証拠を残しておくという方法もあります。くれぐれも証拠を残しておくことです。いずれ裁判で訴えることもできます。警察に報告することもできるでしょう。
無理なノルマをかせて、仕事をさせられている
その証拠を残すしかありません。証拠を収集した上で、人事などに相談しましょう。残業を沢山させられている場合、その残業代は正当に支払われていますか。支払われていない場合は、人事や外部の機関に連絡してみましょう。
無視だったり、雑用などしか与えられないような場合
パワハラであるかどうかの判断が難しいこともあります。そんな時は社内の人事などに相談したり、それでも何も変わらないようなら、外部の相談窓口を利用してみるのも良いでしょう。
必要以上にプライベートに関わってくるという場合
パワハラというよりセクハラでしょう。どうしても耐えられない、否定的な姿勢を示してもやめてもらえないというような場合は、社内の人事や、弁護士や外部の機関に相談すると良いでしょう。
どんなパターンにせよ、証拠を残しておくことが大切です。どんなところでどのような言葉を投げかけられたのか、どのような行動があったのかなど、メモを残しておくとよいでしょう。メモがない場合は、友達とのやり取りのメールなども、証拠になることもあります。
パワハラの仕返しで退職する前に、証拠を集めておこう
先程も述べたように、証拠が無ければどうにもなりません。退職する前に、なんとか仕返しをしたいという気持ちも良くわかります。
証拠がなければ、裁判に持ち込んだとしても、負けてしまうことが多いのです。訴えるつもりであれば、証拠を集めることです。
まずはその証拠を持って、上司本人に伝えてみましょう。できれば、パワハラが始まった初期の頃に行うべきかもしれません。
実は、パワハラをしている上司は、自分がパワハラをしていることに気づいていない可能性があります。上司に改善を求めるというのは、本当に難しいことです。それだけの勇気も必要です。逆ギレされる可能性もあるでしょう。そのせいで、余計にパワハラが加速すれば、それもまた、パワハラをしていたと自分で気づいていたという証拠でしかありません。
パワハラが加速したのであれば、引き続き、証拠として録音したり、メモしたりして残して行くしかないのです。上司に対して、1人で訴えるというのは度胸が必要です。仲間を必ずみつけておきましょう。
本人に訴えたところで改善されない場合はもあるでしょう。そのような時は、社内の人事や本社などに相談しましょう。もちろん証拠が有効的になります。
それでもだめなら、社外の機関に相談するしかありません。弁護士などを通じて法に訴えるという手もあります。その場合はそれなりの費用も必要となることもあるので、できる限り準備をしておきましょう。
煙のないところに火は立ちません。必ず証拠を残すことを心がけてください。
パワハラの仕返しで絶対にやってはいけないこと
退職前に、上司のパワハラへの仕返し目論んでいるあなた。
しかし、いくら仕返しとはいえ、絶対にやってはいけないことがあります。それは、攻撃的な行動を、攻撃的な行動で返すということです。
小さいこどもなら、ちょっとした喧嘩と呼べることもあるかもしれませんが、大人のあなたは絶対にやっては行けない行動です。やり返したい気持ちをぐっと抑えてください。
根に持つと、どうしてもその気持が抑えにくくなってしまいます。できれば味方を見つける、軽いパワハラであれば無視して気にしないというのも手です。
仕返しの方法を一歩間違えてしまうと、あなたの心も身もだめになってしまいます。
本当にその仕返しの方法、大丈夫ですか。一度立ち止まって考えてみましょう。
法的に訴えるまでは…。という方は、こんな方法をやってみよう
パワハラをしてくる上司は、所詮、上の立場の人には弱いものです。だから、部下のあなたに強い態度を取っている可能性があります。
退職前に仕返しをしたいのであれば、法的に訴えることは、でるだけ避けた方がよいかもしれません。
問題を、まずは社内で解決するというのが一番円満な解決方法です。パワハラを社内で理解してもらい、味方を作る、そのことでパワハラが社内からなくなっていくというムードを作り出すことができれば、それに越したことはありません。
パワハラに敏感になりすぎるのも、良くはありません。なんでもかんでもパワハラというのは間違っています。あなたが受けた行為、それは本当にパワハラですか。
どうしても社内では解決出来ないパワハラもあるでしょう。法的に訴えるのであれば。その場合は、退職をする前ではなく、退職をしてからが良いとおもいます。十分な証拠も必要です。
パワハラの内容があまりにもひどかったり、そのせいで精神的な病にかかってしまった場合などであれば、訴えるに十分値するかもしれません。
もし心の傷がまだ癒えていないのであれば、退職して少し落ち着いてからでも構わないので、外部の機関や弁護士などに相談してみると良いでしょう。
早期にパワハラを撃退できれば、あなたは退職するという気持ちにまで至らなかったかもしれませんよね。
今からでも遅くない場合は、すこし頑張ってみませんか。証拠を集めたり、味方を見つけたり、いろいろ手はあります。1人で悩むことが一番良くないことです。
しかし、どうしても耐えられない、退職の意志は固まったというのであれば、止めません。正しい方法で、正しい仕返しをしてください。
円満に解決できるようにお祈りしています。